徒然日記

徒然なるままに書いていきます 固めのものからゆるい日常まで書きたいものを

自分の捉え方|私とは何か「個人」から「分人」へ

本書はタイトルにもあるように「分人」という概念を提唱することが主な内容となっている。



「分人」は「個人」と対になる概念である。
「個人」とは英語でin-dividual 分けられないというニュアンスを持っているが、これは実は明治時代ごろに西洋から輸入された言葉であり、その考え方は現実に即していないから、新しく適切に自己を捉える概念を提唱しようということで平野啓一郎は「分人」を提案している。

そもそも「個人」という考えに対する違和感として、例えば「家族といるときの自分 」と「友達といるときの自分」が全く同じという人はいないだろう。かといって「個人」という概念に基づくならどちらかがホントの自分で、もう一方はウソの自分ということになるが、当然そんなことはない。
こういったことから「個人」という概念がいかに粗いかがわかる。

以下、本書から分人の中心的な考えに当たる部分を抜粋。

たった一つの「本当の自分」など存在しない。対人関係ごとに見せる複数の顔が、全ての「本当の自分」である。
人間を「分けられる」存在と見なすのである。
分人とは、対人関係ごとの様々な自分の事である。
分人は、相手との反復的コミュニケーションを通じて、自分の中に形成されてゆく、パターンとしての人格である。
その人らしさ(個性)というものは、その複数の分人の構成比率によって決定される。

平野啓一郎は自分を肯定できる考えという観点で概ね分人主義を説明しているが、むしろ分人主義の真価はその先にあるように思える。
即ち、分人という考え方に基づいて、自己を決定できるのではないかという方面で。

平野啓一郎も分人の構成比率を変えることで自分のなりたいようになれるという趣旨を述べているが、その際に分人の構成比率を調整する、「自分のなりたい自分」を決するものは何なのかについては触れられていない。
これについては、つい最近出されたマルクス・ガブリエルの『新実存主義』のカバー裏にヒントが書かれていた。

1.人間は本質なき存在であるという主張
2.人間とは、自己理解に照らしてみずからのあり方を変えることで、自己を決するものであるという思想

新実存主義 (岩波新書)

新実存主義 (岩波新書)


ちなみにカバーを見てこのフレーズをみて、これだ!!!ってなって買ったはいいものの内容は論文を和訳したものだったので、実存主義に関する体形的知識がなくて肝心の中身はちゃんと理解できていない。


話を戻すと、分人を統治するメタ分人という概念を考えることで、自身の指向性を考えられるのではないのだろうか。
じゃあそれが「本質」じゃないか、と思われるかもしれないが、むしろ自身の有する無数の分人同士のインタラクションのなかで生じるのがメタ分人と考えれば、既存の分人という枠組み内でも十分に考えられる。
『新実存主義』のメッセージの2になぞらえると
自分の有する無数の分人から生じるメタ分人が、自分の分人を参照して、分人の構成比率を変えることで自己を決することができる
といえるはず。
メタ分人は「高校の友達といる時の自分」という分人と「大学の友達といる時の自分」という分人を、比較してどちらが好ましいかを判断して、分人の構成比率を変える といった具合だ。

で、問題となるのはここで出来るのはあくまでも比較でしかないということだ。
もっと言えば、ジャック・デリダの言葉を少々強引に借りてしまえば「差延」が必ず生じているし、「差延」を通してしか自己を決することが出来ない。
差延は差異と遅延を組み合わせた言葉程度の認識)

今回の例で言えば、分人の構成比率を変える(自己を決する)には、「大学の友達といる時の自分」と他の分人との比較によって「差異」を抽出する必要があるうえに、そこは「大学の友達と過ごし、大学の友達向けに分人化する」という過程から「遅延」が生じているというように。
要するに分人化に先立って、「今」の分人の構成比率を知ることは決してできない。

平野啓一郎も個性(分人の構成比率)は動的なものと捉えている。
しかし、この論法で言いたいのは
個性(分人の構成比率)は動的なうえに、「今」この瞬間の個性(分人の構成比率)を知ることは出来ず、差延を通して認識するだけ
ということだ。

分人の構成比率は、それ以前の分人の構成比率からどう変化させたかという、漸化式で常に表される。
そして結局分人の構成比率を調整するのは、何なのかという話に戻すと、これは結局自身の快不快に集約される。
この快不快も事前に完全に予測することはできないが、差延を通してなら認識できる。

そう考えると、
人間は何らかの行動から「分人化」をして、恐らく「心」とかいうブラックボックスに放り込んで快不快を判定してもらい、最も心地よい自分を目指す存在
と言えるかもしれない。

そして、そこで重要になってくるのは
快不快を判定するブラックボックスの計算機械の制御則を掴むこと

これまで述べてきたように、差延というものが必要な以上、新しい制御則を掴むには新たな体験が必要となり、自分を知る旅は決して終わることはない。

こういうと少し悲観的に思われるかもしれないけど、積極的に分人化し続ける、つまり色々な人と出会ったり、新しい領域に飛び込むことを論理的に肯定することにもなるので自分はこの考えが非常に好きだ。


まとめ
・自分を一貫した「個人」ではなく、他者とのインタラクションで生じる「分人」の集合体と捉える
・「分人」の構成比率が個性となるが、それは差延を通さないと認識できない
・「分人」の構成比率を調整するのは快不快であり、自身の快不快の制御則を知るためには「分人化」し続けるしかない



以前書いた似たような話。
cobaltic.hatenablog.com

cobaltic.hatenablog.com

フィンランドバックパック旅行 まとめ

2/25~3/2にフィンランド(とエストニア)に旅行してきました。

バックパック一つ背負って。

そのまとめ。

 

目次

 

 

それぞれの日でのアクティビティ

1日目 フィンランドバックパック旅 Day1 - 徒然日記

成田→フィンランドヘルシンキ)→イヴァロ空港→サーリセルカ→オーロラ観測

 

2日目 フィンランドバックパック旅 Day2 - 徒然日記

スノボ&ソリ→オーロラハントツアー

 

3日目 フィンランドバックパック旅 Day3 - 徒然日記

サーリセルカ→ロヴァニエミ→オーロラハントツアー

 

4日目 フィンランドバックパック旅 Day4 - 徒然日記

サンタクロース村→サンタクロースエクスプレス(寝台列車

 

5日目 フィンランドバックパック旅 Day5 - 徒然日記

サンタクロースエクスプレス(寝台列車)→ヘルシンキ市内観光→タリン観光

 

6日目 フィンランドバックパック旅行 Day6 - 徒然日記

ヘルシンキ市内観光→成田

 

持ち物

ちゃんと記録が残ってたんで全部まとめのっけます。

 

着替え類
肌着(パンツ、靴下、エアリズム) 3日分
替スノボ靴下
ヒートテックタイツ
水着
速乾スイムタオル
使い捨てコンタクト10日分
眼鏡ケース
メガネ


機内快適グッズ
折り畳みスリッパ
耳栓
アイマス
ネックピロー
イヤホン
マスク×2


電化製品
GoProセット(本体、バッテリー×2、バッテリー充電器、三脚、ハンディ)
PISEN(20000mAモバイルバッテリー)
Cheero6700mAモバイルバッテリー
simカードケース
変換器
マルチタップ


衛生用品
歯ブラシ
洗濯セット(洗濯袋、洗剤)
折り畳みハンガー×3
洗濯紐
洗濯バサミ×6

髭剃り


その他
薬類
ジップロック
圧縮袋
日記
下敷き
かもめ食堂
折り畳み傘
ビニール袋
ポケットティッシュ
筆記用具
折り畳みバッグ
トートバック
ショルダーバッグ

 

これら全てを詰め込むために使ったバックパックはこちら!

 

 荷物を展開したらこんな感じ。

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 大体7,8kgぐらいだった気がします。

 

今回の旅の費用

ツアー代金 223720円

ちなみにツアー代金に含まれているものは

往復航空券・ホテル代・オーロラハントツアー×2・諸々交通費(寝台列車サンタクロースエクスプレスや空港からのバス等)

 タリン⇔ヘルシンキフェリー 8802円

保険料 9660円

 

現地での費用

交通費 36€

飲食費 119.14€

アクティビティ代 111€

土産等 192.1€

 

1€=120円として

 

合計 297293円

 

他にも忘れてる気がするけど大体30万円で行けたということです。

35万ぐらいは覚悟してたので、思ったよりも安く済んだという印象。

 

オーロラ観測について

 一番よく撮れた写真がこちら!

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 撮影に利用した機材はGoPro Hero7です。

設定は以下の通り。

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ちなみにオーロラ観測行くなら留意していたほうがいいのがカメラの露光時間を増やせば写っても肉眼だと全然オーロラっぽくみえないということです。

体験談として、オーロラ観測初日に全然見えなくて宿に帰るかーって思ったら近くにいた日本人観光客がオーロラだ!って叫んだからどこですか?って聞いてみてみたらなんか白いもやもや程度。でも撮った写真を見せてもらうとちゃんと緑がかってるみたいな感じでした。

そもそもオーロラが見えるかは太陽と雲のご機嫌次第なので、今回見れたのはラッキーでした。

オーロラハントツアーは後悔したくないのなら申し込んだほうがいいと思います。やはり個人じゃ限界があるので。

 

オーロラ観測の装備品 

ノーマル靴下
スノボ靴下
ヒートテックタイツ超極暖
裏起毛ズボン


エアリズム

ヒートテック
ヒートテック超極暖
長袖
裏起毛パーカー
スキーウェア


薄手手袋
スキー用手袋
ニット帽
ネックウォーマー

 

結論から言うとこれでも死ぬほど寒いです。全く太刀打ちできなかった。

特にサーリセルカでは特に寒い日だったらしく、5分も外にいたら震えるぐらい。 

さっき登場した日本人観光客のかたにも「薄着だね」って言われてしまいました。

バックパックという性質上荷物をかさばらせたく無くて、ぎりぎりを攻めましたがお金にモノを言わせて現地で防寒着をレンタルすればよかったと後悔しています。

 

でもそのせいか体温感覚がぶっ壊れて、ヘルシンキは氷点下一桁台だったのですが暑いってなってました。素晴らしき順応性。 

 

旅の所感

まとめるととにかく最高な旅でした!!

純粋に一番楽しかったのは2日目にやったソリ。一生分ソリをエンジョイした。

費用も思ったより安く済みましたが、食事に関する物価は日本の体感二倍ですね。味に関してはまずいって聞いてたけど普通においしいです。ただソースだったり付け合わせだったりが微妙にハマりきらない感じですね。松屋フィンランド支店を待ち望みます。

 

心残りとしてはサウナを体験できてないことですね。なんでってサウナが開いてるのは大体夜だけど、夜はやれオーロラ観測だ寝台列車で移動だで結構忙しくて

ヘルシンキもじっくり見て回りたかったですね。美術館とか図書館とか。

 

細かい注意点としては3人部屋がなかなかないです。あとホテルのアメニティに歯ブラシがない。なんならシャンプーが備え付けられてないところもあったのでご注意を。

 

でも一番デカい感想としてはフィンランド人顔面のクオリティが高すぎるってことです。特にキッズたちが。

街中うろうろしてるだけで、なんだこの俳優軍団は…みたいな気分を味わえる。

 

将来は北欧に移住したいという思いを更に強めた旅でした。

フィンランドバックパック旅行 Day6

悲しいことに最終日。

ホテルを出るとマーケットがあったので行ってみました。

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完全に地元民向けのもので何も買うものはありませんでしたが。

 

今日も今日とて電動スクーターをレンタルして街へ繰り出す。
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天文台公園という場所に行ってみましたが、施設は開いておらずただ見晴らしの良い高台の講演といった感じでした。

 

そして個人的に楽しみにしていた場所へ。
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少し距離がある場所なので行けないかと思っていたけれど電動スクーターのお陰で来れました。

 

そう、かもめ食堂の聖地です。

かもめ食堂 (幻冬舎文庫)


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日本からわざわざ本を持ってきました。

ちなみに元から読んで行きたかったわけではなくて、フィンランド行きが決まってからフィンランドを舞台としている小説を探して読み始めました。

読書も旅行も好きなのでこういう両方掛け合わせるのがすごく楽しいです。

読書も旅行にも厚みが増します。

 

ちなみにかもめ食堂は映画もありますが、映画を見たなら小説も読んだほうがいいと思います。映画だけだと尺の関係上色々フワフワしたまま進んでしまっているので。

 

ただ残念ながら店自体はやってませんでした。
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飛行機に乗り遅れるのが怖くて早めに空港へ。

 

空港内のムーミンショップでお土産購入。
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Moi Moi Finland

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Moi Moiはさようなら的な意味らしいです。サンタクロース村で教えてもらいました。

 

そしてまた10時間のフライト

 

機内食

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コメがうまい。

 

機内食

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うまい。

 

でも日本について食べた松屋のプレミアム牛めしの生卵お新香セットが世界一うまく感じた。

安いし美味い、やっぱり日本が最高ということを分からせてくれる松屋。本当にありがとう。

 

諸経費 

 交通費(シェア電動スクーター)10.8€

お土産 121.8€

飲食費 8.95€

フィンランドバックパック旅 Day5

昨夜はそうそうに眠りこけたせいか、朝5時頃に目が覚める。

 

ちょうど太陽が昇り始めた時間帯で、車窓から白く染まった荒涼とした大地と、青い広い空の対比を眺める。

対比と言っても単純なものでなくて、白い大地と青い空の境界は太陽の橙色で滑らかに接続されており、空の青も色彩が豊かで目線を上にやると群青色に深く沈み込んでいくようなグラデーションがある。

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これら全てが時間と共に変化して行く様子をひたすら眺めてぼーっとしてた。

 

こういう時間が好きだし、旅とか人生に置いて大事な時間だと心の中のスナフキンが言っている。

 

昨夜シャワーを浴び損ねたので、行ったが温水の出し方がわからず、冷水で髪を洗うこととなった。

友達曰く待っていればシャワーボタンを押し続けてお湯は出たらしいので、利用する方は御注意を。

 

日本にいる友達からフィンランドにいるならフィンランド出身の作曲家シベリウスのクラシックを聞けとメッセージをもらったので、フィンランディアなる曲をBGMにしながらまた車窓から景色を眺める。


Jean Sibelius - Finlandia

 

暇だったのでこの情緒がどうやったら伝わるのか考えてたけど、やはり体験してもらうのが一番だという結論に達しました。旅が終わりに差し掛かっているのも大きいだろうし。

 

南下して行くに連れて、大地の白塗りが剥げてきて灰色と建物の色彩が現れてくる。

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途中から車内散策へ。

30両編成で、寝台以外にも普通に座席や食堂もあった。

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ペットOKな部屋もあるようで、途中ですれ違ったワンコと戯れた。

 

そんなこんなしてるうちにヘルシンキ中央駅に到着。
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オシャレ〜

 

ヘルシンキ中央駅の外観。
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オシャレ〜

 

ヘルシンキの街並みはとにかくオシャレ。

一箇所だけとかじゃなくて全部そうなので、街角を曲がる度にシャッターを切りたくなってしまう。
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ちょこちょこっと街並みを抜けて
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ヘルシンキ大聖堂へ。
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遠近感が狂う大きさ。

この街並みの中で生活したい。
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街歩きで便利なのがシェア電動スクーター。

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VoiとTierの二種類がありアプリを入れれば誰でも使えるお手軽さ。時速は15kmほど。

 

基本使用料1€+使用時間に応じて1分毎に0.25€
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電動スクーターに乗ってフェリー乗り場に行き
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エストニア🇪🇪の首都タリンへ向かいます。

 

船で2時間ほどの旅。船内の写真は撮り忘れましたが、カフェもスーパーもあり快適。

 

タリンに着くとすぐに城が見える。市内の一部が旧市街の面影を残していて「タリン歴史地区」として世界遺産に登録されている。

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街並みはヘルシンキとはまた違う良さ。
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展望台からの景色。
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タリンの旧市街はコンパクトなので、3、4時間程度で歩いて堪能できました。

 

歩き回って疲れたので休憩パスタ。
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再びフェリーに乗ってヘルシンキ戻る。

ちなみに出国手続きなどは必要なく楽だけれどパスポートスタンプラリーが出来ないのが残念。

 

港からUberを使って本日のお宿へ。
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Uberもシェア電動スクーターも便利なので日本でも普及して欲しい。


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明日で帰国なので今日は遅くまで起きていようぜ!って話をしていたが、シャワーから出たら既に寝ていた。

日本のコロナがどんどんやばくなっていそうで、いっそのこと帰国便を欠航して欲しいなんて思いつつ就寝。

 

諸経費

電動スクーター利用料 8.6€

夜ご飯 7.2€

お土産 5€

フィンランドバックパック旅 Day4

チェックアウト前に町の散策に出かけて見つけたのが、マクドナルド。

安心できますね。

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メニューも日本とは結構違う?
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ちなみに経済指標としてビッグマック指数「ビッグマック指数」とは?マクドナルドで分かる経済指標をわかりやすく解説 | MONEY TIMESってのがあるぐらいなので、旅行したときにあえてマクドナルドに行くのも一興かもしれません。

 

ここのマクドナルドは2013年まで世界最北端のマクドナルドだったらしいです。注文するときにポストカードくださいっていうと
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イカすやつが無料で貰えます。

注文したのはマックフルーリー2.75€。

 

ホテルをチェックアウトして、バスでサンタクロース村へ。

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冗談みたいなサイズの雪だるま⛄️
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ここではサンタクロースとお話することができて記念撮影もしてくれます。有料で。

価格は写真一枚を現像したものだけだと32€。写真3枚と会話中の動画のデータが45€。あとから選択する形式です。サンタクロースドリームもタダじゃない。

コロナのせいか握手は禁止されてました。

サンタさんは流石のコミュ力の鬼なんですが、こちらの英語力がなかったために、上手く会話できないのがもどかしかったです。

 

他にもお土産もたくさん買う場所があるので

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お土産買ったり

 

ハスキー犬と触れ合えたりします。
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犬ぞりも体験できる。

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さらにサンタクロース村内に郵便局があり
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こういう紙に必要事項を記入すると
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クリスマスにサンタクロースから手紙が届くらしいです。

ちなみにこれは8.9€。

 

サンタクロース村から各都市への距離があったけど
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TOKIO だったのは現地語なのかミスなのか…

遠くまで来たもんです。

 

暇だったのでまたマクドナルド。
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ポテト揚った音(テレレ テレレみたいなやつ)は聞こえなかったので、あれは日本特有の文化なんでしょうか。

 

駅までお散歩

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フィンランドの空は広い。

 

マップ見て川があったので見に行ってみたら
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全面凍り付いてました。

 

駅に着くと、ちょうど今日乗る予定の寝台列車サンタクロースエクスプレスがお目見え。
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夜ご飯は駅構内のレストランでずっと飲みたいと思ってたのに飲めてなかったサーモンスープ。

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腹ごしらえを済ませてサンタクロースエクスプレスに乗船です。
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廊下はギリギリ人がすれ違えるぐらいの広さ。
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部屋の中はこんな感じ。
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メンツは3人だけど、寝台列車は二段ベットなので1人部屋使用料金を追加して隣り合わせの二部屋を使用です。

チケットの見回りに来た車掌さんが真ん中のドアを開けてくれ4人部屋に。
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12時間の寝台列車の旅でいざヘルシンキへ。

 

諸経費

夜ご飯 21.4€

その他飲食費 12.09€

サンタ記念写真 15€(一人当たり)

サンタクロース村バス往復 6.6

ハスキーサファリ入場料 10

手紙 8.9

お土産 20.4

フィンランドバックパック旅 Day3

7時30分ぐらいに起きて、昨日と同じくバイキングで朝ごはん食べて街中のお土産屋へ。

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これで36€。スキレットは自分へのお土産です。

 

2泊お世話になったホテルともお別れ。

ロビーがオシャレ。将来家にこんな感じのスペース欲しい。

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バスで3.5時間ほど揺られて、サーリセルカからロバニエミへ。ロバニエミは栄えている街という感じ。

露天商店大好き。
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めちゃでかいクリスマスツリー。
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そして本日のお宿、Sacndic Polor 
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ロビーめっちゃセンスいいし

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階段も螺旋構造。

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そしてお部屋はこんな感じ。

ツアーを申し込むときにも言われたんですけど、北欧は3人部屋があまりないらしく今日もソファベッドで無理くり3人部屋にしている感じ。

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町歩きへ。
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氷の彫刻🧊
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フィンランドでも猫は癒しらしく、猫カフェ
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そして本日の夜ご飯。
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奮発して良いお店へ。
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サラダと

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トナカイ肉のステーキと
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サーモングリルと

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サーモンパスタ

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それぞれにオススメのお酒をつけて3人でシェア。

合計112.4€で一人当たり、37.5€(4000円ちょい?)

届くまでに時間がかかって、急いで食べる必要があったことだけが悔やまれる。

 

そして今宵もオーロラ目指してツアーへ。

集合場所のホテルのロビー。
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ロビー見てるだけで楽しめる。

 

オーロラツアーという名目だったけれど、この日は雲も厚く観察スポットも色々あったので、そっちをメインで楽しみました。

1日目、2日目、オーロラ見えてなくてこの日に賭けるって感じだとキツい場所な気がする。

 

それはさておき、SnowDome見学へ。

近くの湖から水を汲み上げてSnowDome作っているらしい。

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地元の人だけでなくアート系の人も関わっているらしく、氷の彫刻が至る所にあしらってある。

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中にバーがあったり
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グラスも氷なので、飲み終わってその辺に投げて割ってるのが超クール。

 

教会とか 実際に結婚式を挙げることも可能らしい
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エイリアン🤔
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凄いのがここで泊まることもできるらしく、各部屋も凝っている。

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手前にあるのが氷のベッド。

トナカイの毛皮が布団がわりにあるけど、本当に寝られるのだろうか。

 

他にもこんな感じの部屋とか

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合計で30近く部屋があるらしく、ここでは極一部を紹介しました。

どの部屋も凄かったので後は自分の目で見ていただきたいです。

 

毎シーズン溶けては作ってを繰り返しているらしいけど、建築法とかないのかなという野暮なことを思ったりもしてしまった。

 

他にも近くのレストランで

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暖炉でウィンナーを焼いたり

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オーロラは一瞬も見れなかったけど、楽しかったので良し!ということで明日以降はさらに南下するのでオーロラチャンスはこれまで。

 

宿に戻って肌着類の洗濯。
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実はこういう限界感あることやってる時こそ、旅してるって感じられて好きだったりする。

 

諸経費

お土産 36€

豪華な夜ご飯 37.5€

フィンランドバックパック旅 Day2

時差ボケで寝すぎるかと思いきや6:30起床。

 

洒落乙なバイキングで朝ごはん。

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絶望的に盛り付けセンスがないし、サーモンスープと思ってとったのはおかゆだった。
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テーブルからはホテルのプールも見えた。ナイトプールっぽい。
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朝9時の時点外気温ー18℃。北欧の寒さ半端ないっすね。

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そんな寒い中、夜のオーロラタイムまで暇なので近くのサーリセルカスキー場に来ました。

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レンタル一式とリフト代1日分で86€でした。

でもレンタル全部burtonだし、ビンディングもその場でセッティング。素晴らしい。

受付のお姉さんの腕に

愛情

力量

信念

って刺青してあったのがツボ。

 

早めの時間に行ったので太陽も良い場所にあり

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山頂からは360度見渡す限り白銀の世界。遮蔽物が何もなくて本当に感動した。

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山頂にあった謎の賽の河原。

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リフトじゃなくて謎の棒に捕まって牽引してもらうシステムがあったんですが、慣れてなさすぎて棒に捕まってコケて引きずられるを繰り返して心が折れました。
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昼ごはん
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1人4€。

 

午後からはスノボからソリに切り替え。

ソリといっても、日本のスキー場の20mぐらいだけ滑るコースではなく、全長2kmものコースを滑ることができる。

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一生分ソリした🛷

5回ぐらいやったので、この日にソリだけで10kmぐらい滑走したということになりますね。

 

ソリは最初足で減速しようとしてたけど、そうすると雪が全て顔面にかかってくるので死にます。

足はソリの中に収めたうえで、後ろの方で手をつくと、ついた手中心に回転しようとするので方向を制御できるようになります。

コツとしては地面を手のひらで叩く感じで調整するとスピードを出しつつ、方向も上手い感じにできるようになりました。肘もついて左右の強弱で調整するとスピードと方向も完全にコントロール可能になる。

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ただ地形的に凸凹してると、どうしてもソリから投げ出されるので太刀打ちできない。

目指せ東京オリンピックとかほざいてたけど、地元民っぽいキッズ達が上手すぎて諦めました。

 

 

寒さからくる疲労で、宿に戻ってから爆睡こいてからオーロラハントツアーへ。

昨日と違ってちゃんとしたツアーを事前に申し込んであり、バスで見やすいスポットまで移動してくれました。

 

宿を出た時は雪が降ってて今日はダメかと思いきや、良い感じの場所まで連れて行ってもらえて肉眼でもうっすら見えるぐらいにオーロラが見えて大満足。

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オーロラだけじゃなくて、北斗七星も全部肉眼で見ることができます。

 

Gopro7での撮影で設定はこんな感じ。

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明日もオーロラハントツアーに申し込んであるので、期待です。

 

諸経費

スノボセット+リフト券 86€

食費 13.5€

 

オーロラハントツアーは事前に支払済で大体1万円ぐらいで支払済。現地で1日1万円ぐらいはかかる計算してたのに昨日は全然お金使ってないし今日も派手にアクティビティ入れて13000円ぐらい?

思ったより安く済みそうなのでお土産やら食費に回せそうです。