『プロメア』という映画を見てきました。
友達が「男のロマンが詰まった見るエナジードリンクだから見てこい」なんて激推ししてくるもんだから、自分もホイホイ見に行ってこれは男のロマンが詰まった見るエナジードリンクですわぁってなってきました。
自分は『キルラキル』しか見たことなかったけど、このツイート見てなんとなく納得できた。
プロメアの感想 pic.twitter.com/vjKqHx6xcl
— ばっさん🍌百合が主食 (@bassan7) June 1, 2019
『キルラキル』も『プロメア』も王道展開なんだけどぶっ飛んでてゴリゴリに熱くなれるし、なんやこれ…なんやこれ!みたいになれる特濃なすごい好きな作品。
「見るねるねるねるね」みたいな感じだろうか、色使いも似てるし。
この映画見たよってTwitterで呟いたら感想ブログ書いてくれや!って言ってもらって最初はこれは見てもらわないと面白さ分からないから無理だよー書けないよーってなってたけど結局書いてます。
というのも『インタステラー』とか『帰ってきたヒトラー』みたいな循環構造?を持った映画が最近好きだなって思ってたのに、物語の構造自体は単純な『プロメア』という作品を見て激熱になったことで物語に対する認識をいろいろ改めさせられたのです。
改めさせられたというか凝り固まってた思考がもみほぐされたって感じですけど。
その昔ロシア人のおっちゃんが昔話の構造を分析したところ31のパターンの組み合わせに過ぎないってことが分かったらしくて
『プロメア』も物語はかなり王道 悪く言えば単純かもしれないけれど、こんなに魅力的な作品に仕上がってるわけで、物語の良さってのは物語の構造だけでは決まらない。
人類プロメア見に行ったほうがいいぞ ロボとか超作画とか美少年とか堺雅人が見れるほか、絶対にここでしか見れない滅殺開墾ビームが観れる これまで生きてきて滅殺開墾ビーム見たことある?ないでしょ?多分プロメア見ないとこれからもないよ。見たくない?滅殺開墾ビーム
— 🔥もづ🔥 (@homoduya) May 30, 2019
ここでいう「ロボとか超作画とか美少年とか堺雅人が見れるほか、絶対にここでしか見れない滅殺開墾ビーム」を集めたとしても『プロメア』が出来上がるかといえばそうではないと思うんですよ。
ゲシュタルト心理学とかシステム論で
全体は部分の総和ではない
という考え方があるようですが、これは今回『プロメア』を見て、感想をどう書こうかな~なんて考えてるうちに強く痛感したことで、
ロボ!超作画!!美少年!!!堺雅人!!!!滅殺開墾ビーム!!!!!!
なんて部分だけ伝えても『プロメア』という作品の魅力を伝えられないのですよ。
『プロメア』を知りたいなら『プロメア』を見てくれ こうとしか言えないって感じですね
ちなみにこういう考えを総称して全体論(ホーリズム)って言うらしいです。
神は細部に宿る
とは良く言ったもので物語のどこに価値があるかと言ったら、作品の構造ではなくてむしろむしろ表現の仕方にあるんじゃないんでしょうか。当然確固たる作品の構造という大本があってそれに付随する細部があるわけですけど。
そう考えるとこういうブログも「表現という営み」においては自分の言葉で書いてる時点で価値があるのかもしれない。他の人の感想ブログとか見ると あぁ~自分のいいたいこと全部代弁してくれてる~ ってなって自分がわざわざ書かなくてもいいなってなりがちだけど、自分なりに表現する ということが大事なんですね。
こんな素晴らしいことに気づかせてくれた『プロメア』みんな見ような!!!!
見てる最中はこんな小難しいこと考えないで、情報の奔流に身を任せてキメられる作品です!!!!!!!
最後に一言
CV堺雅人がちょくちょく古美門研介にしか聞こえなかったのでリーガルハイでガッキーに滅殺開墾ビームを食らわせてほしいです。