昨夜はそうそうに眠りこけたせいか、朝5時頃に目が覚める。
ちょうど太陽が昇り始めた時間帯で、車窓から白く染まった荒涼とした大地と、青い広い空の対比を眺める。
対比と言っても単純なものでなくて、白い大地と青い空の境界は太陽の橙色で滑らかに接続されており、空の青も色彩が豊かで目線を上にやると群青色に深く沈み込んでいくようなグラデーションがある。
これら全てが時間と共に変化して行く様子をひたすら眺めてぼーっとしてた。
こういう時間が好きだし、旅とか人生に置いて大事な時間だと心の中のスナフキンが言っている。
昨夜シャワーを浴び損ねたので、行ったが温水の出し方がわからず、冷水で髪を洗うこととなった。
友達曰く待っていればシャワーボタンを押し続けてお湯は出たらしいので、利用する方は御注意を。
日本にいる友達からフィンランドにいるならフィンランド出身の作曲家シベリウスのクラシックを聞けとメッセージをもらったので、フィンランディアなる曲をBGMにしながらまた車窓から景色を眺める。
暇だったのでこの情緒がどうやったら伝わるのか考えてたけど、やはり体験してもらうのが一番だという結論に達しました。旅が終わりに差し掛かっているのも大きいだろうし。
南下して行くに連れて、大地の白塗りが剥げてきて灰色と建物の色彩が現れてくる。
途中から車内散策へ。
30両編成で、寝台以外にも普通に座席や食堂もあった。
ペットOKな部屋もあるようで、途中ですれ違ったワンコと戯れた。
そんなこんなしてるうちにヘルシンキ中央駅に到着。
オシャレ〜
ヘルシンキ中央駅の外観。
オシャレ〜
ヘルシンキの街並みはとにかくオシャレ。
一箇所だけとかじゃなくて全部そうなので、街角を曲がる度にシャッターを切りたくなってしまう。
ちょこちょこっと街並みを抜けて
ヘルシンキ大聖堂へ。
遠近感が狂う大きさ。
この街並みの中で生活したい。
街歩きで便利なのがシェア電動スクーター。
VoiとTierの二種類がありアプリを入れれば誰でも使えるお手軽さ。時速は15kmほど。
基本使用料1€+使用時間に応じて1分毎に0.25€
電動スクーターに乗ってフェリー乗り場に行き
エストニア🇪🇪の首都タリンへ向かいます。
船で2時間ほどの旅。船内の写真は撮り忘れましたが、カフェもスーパーもあり快適。
タリンに着くとすぐに城が見える。市内の一部が旧市街の面影を残していて「タリン歴史地区」として世界遺産に登録されている。
街並みはヘルシンキとはまた違う良さ。
展望台からの景色。
タリンの旧市街はコンパクトなので、3、4時間程度で歩いて堪能できました。
歩き回って疲れたので休憩パスタ。
再びフェリーに乗ってヘルシンキ戻る。
ちなみに出国手続きなどは必要なく楽だけれどパスポートスタンプラリーが出来ないのが残念。
港からUberを使って本日のお宿へ。
Uberもシェア電動スクーターも便利なので日本でも普及して欲しい。
明日で帰国なので今日は遅くまで起きていようぜ!って話をしていたが、シャワーから出たら既に寝ていた。
日本のコロナがどんどんやばくなっていそうで、いっそのこと帰国便を欠航して欲しいなんて思いつつ就寝。
諸経費
電動スクーター利用料 8.6€
夜ご飯 7.2€
お土産 5€