徒然日記

徒然なるままに書いていきます 固めのものからゆるい日常まで書きたいものを

スカイダイビング体験記

死ぬまでに一度はやってみたい!と思っていたスカイダイビングを遂に体験してきました!!!

 

計画した直後に梅雨期間に突入してしまい二度の延期を乗り越えて、三度目の正直でやってきましたのは埼玉県桶川市の東京スカイダイビングクラブ。

tokyoskydivingclub.jp

 

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受付して色々装備を身に着けて軽く説明を受けたらすぐ飛行機に乗り込みました。

ちょっとびっくりするぐらい説明はあっさりでした。

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飛行機はこんなかんじのやつで


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中はこんな感じ

 

f:id:cobaltic:20200812204741j:image窓から外も見えます。家がどんどん点描になっていく。

この写真の少し後に、結構上昇してきたしそろそろかな~って思ってたら「今半分ぐらいです」って言われてホンマですか????って強く思ったことが印象深いです。

 

で、結局高度何mまで行ったかと言いますと

3810m

ですよ。富士山より高いところから飛び降りるって意味わからなくないですか?

 

本当は高所恐怖症気味なんですけど、最早そこまで行くと諦めがつくな!!死んだらドンマイ!!!って思ってスカイダイビングにいくことを決意できました。

 

飛ぶスポットに到着したらインストラクターの方がだけが飛行機につかまって身を乗り出してスタンバイなので、怖くて飛べなーいとかないです。自分で飛ぶバンジーシステムだったら絶対無理だった。

 

身を乗り出して下を見てしまった瞬間は流石に「あ…これダメかもしれない」って思いましたが、いざ飛び出したら意外と平気。

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姿勢も安定すると余裕を持って周囲を見渡すことができます。

 

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飛行機から飛び出して自由落下が1分30秒ぐらい。

 

自由落下中は所謂ふわっと感はあまり感じませんでしたが、パラシュートを開く瞬間はかなりGを感じました。
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 パラシュートを開いてから地上まで3分ぐらい。

 合計5分ないぐらいであっという間に地上に到着。もう色々衝撃的過ぎて情報の処理が全く追い付いていない感がすごかった。

というかインストラクターさん、あんなに高い場所から飛んで正確に狙った場所まで移動して着地できるの凄すぎる。

 

ところで、皆さん気になるのはお値段ですよね

ただ飛ぶだけなら33000円

一緒に飛ぶインストラクターの方が手にカメラ取り付けて動画付きの場合は41000円

です。安くはない。

 

自分は41000円のプランで参加して、この記事の写真も動画から引っ張っています。気の毒なことに一緒にいった友達は何故か動画データが破損していて差額の8000円を返金してもらってました…また来るということで。

 

自分は海のほうのダイビングもやったことがあるのですが、そちらは40mを時間かけて潜っていくスタイルなので、同じ「ダイビング」でもこうも違うのかと。

もちろん、どちらも別種の病みつきになる楽しさです。 

cobaltic.hatenablog.com

 

今回スカイダイビングを達成したので、これからは海空のダイビングを制した男として生きていけます。

 

まとめ 

スカイダイビングを人生で一回はやってみたいね~って言う人がたくさんいますが、その気になれば簡単に体験できますよ。

少なくとも海外旅行とかより遥かに達成しやすいです。これを読んだ皆さんも是非とも じゃあ行ってみるか!!ぐらいの軽いノリで体験してほしいです。

そしてスカイダイビングという体験そのもののインパクト・楽しさもさることながら、スカイダイビングをやったっていう話のネタにもなるので、4万円払う価値は十分にあると思います。 

 

これからもどんどん面白い体験をしていきたいですね。

好きなElectro Swingの曲を紹介する

少し前からElectro Swingという音楽ジャンルにハマってまして。
ヨーロッパでは流行ってるらしいんですが、日本ではあまり知られてないので、布教の為に書くことにしました。

で、Electro Swingってなにさ?って話でWikipediaを見てみると(wikipediaもびっくりするほど記述が少なかったけど)

エレクトロ・スウィング(英語: Electro swing)は、音楽ジャンルの一種。ヴィンテージから現代の スイング と ジャズ を中心に、ハウスミュージックや ヒップホップ、EDMをミックスしたダンスミュージック。

エレクトロ・スウィング - Wikipedia

まあ要するに
踊りたくなるjazzというか、レトロフューチャーというか、なんだか不思議でノリノリになれる音楽です。
それぞれの曲によってElectro寄りかSwing寄りかがあるので、気持ち的にSwing寄りっぽいものから順に紹介していきます。

目次 (曲名 | アーティスト名)

Delight | Jamie Berry ft. Octavia Rose


Electro Swing | Jamie Berry ft. Octavia Rose - Delight
イントロ90秒間でじっくりSwingの下地を作ってから、サビはノリノリになれるリズムで駆け抜けてくれるのが本当に最高です。
JSMさんのダンスは軽妙洒脱な感じが表現されていて素晴らしい。
JustSomeMotion (JSM) - Jamie Berry Feat. Octavia Rose - Delight - #neoswing


Dramophone | Caravan Palace


Caravan Palace - Dramophone
こちらも序盤はSwingを感じつつ、随所に挟まれる電子音で気持ちよくなれる一曲。
とにかくオシャレでPVもこれぞElectro Swingって感じです。

Swing In Spring (feat. Nina Zeitlin) | Wolfgang Lohr & Offbeat


Wolfgang Lohr & Offbeat - Swing In Spring (feat. Nina Zeitlin)
前二曲に比べるとテンポは速め。女性ボーカルと男性ボーカルのそれぞれの良さが存分に活かされています。

Lone Digger | Caravan Palace

www.youtube.com
Caravan Palace - Lone Digger
Electro Swingと言えばこの一曲。YouTubeで「Electro Swing」と検索して出てくる曲の中で最も再生数が多い(2020年5月2.5億再生)
自分がElectro Swingにハマるきっかけになった一曲。サビの一気に駆け抜ける感じがたまりません。


INVISIBLE MAN | Electric Swing Circus


Electric Swing Circus - INVISIBLE MAN
韻をしっかり踏みつつハイテンポな進行で、サビの部分が本当に好き。
最後まで徹底的にテンションを上げ続けて終わってくれる。


Electro Swingに興味を持ってくれた方はこちらのチャンネルがお勧めです。
Immortal Swings - YouTube
24時間Electro Swingを流すRadioを運営していて、作業用BGMに最適です。

これを機に皆さんどんどんElectro Swingにハマってください。
そしてガンガン布教していって、Caravan Palaceがいつか日本でライブ してくれるようにしてください。

資本主義というパラダイムをぶっ壊して欲しい

ここ最近、自分の中で這いずり回っている思想があるのでこれを機にまとめてみたいと思います。

これを機に というのはコロナを機にという意味で、少しだけ期待していることがあります。

コロナの影響で社会が確実に変わりつつあるけど、個人的にはまだ小手先の変化であって根本的には変化していない気がする。

 

まあ一言で言えば資本主義というパラダイムをぶっ壊して欲しい

 

なんでこれを書こうかと思ったかというと、自粛期間の過ごし方で、自分の兄はSwitchとどうぶつの森を買ったらしい。

それに対して母は仕事に役立ちそうな資格の勉強を始めて、兄に対しては「なんでこの期間を有効に使おうとしないのかねぇ」みたいなことをぼやいていた。

 

確かに成長しようとする母の意識の高さという部分は素直にすごいと思うけど、兄みたいな過ごし方をしても何も悪くないはずだ。

 

成長という言葉はベクトルを示すものだと思っていて

ラソン選手が足が速くなったら成長したと言えても、普通のサラリーマンが足が速くなっても成長したというかは分からない。みたいな。

 

成長した、ということはそれぞれが所属しているパラダイムが暗に示されるのかもしれない。

それで一番大きいのは資本主義というパラダイムだと思う。

 

経済的に成長することが正義みたいな思想が世界に充満しているのは間違いないだろう。

 それで、コロナウィルスによって経済社会がこれまでのように動かなくなった今だからこそ、経済最優先の社会を脱却してくれないかなという思いがあるのだ。

かといってお金が無ければ、ネット回線もPCも無ければ、こんなしょーもない意見をネットに垂れ流すことすらできないというのは当然分かっている。

 

この資本主義のパラダイムを脱却するには、お金を使わないでも生きていけるようにするか、お金を気にしないで済むような大金持ちにならないといけないという本末転倒な結論がある以上はお金から逃れられないのは分かっている。

 

それでも自分が気になっているのは、資本主義というパラダイムのもとに経済が成長した果てに何があるのかということだ。

 

こう考えると、それが分からなくて貨幣論とかも勉強していたのかもしれない。

貨幣論から得た知見で言えば、お金があまりにもあらゆるものの媒介となっていることで、本当に求めている価値との取り違えが起こっている。 

自粛期間でこの取り違えに気づく人もいたかもしれない。

 

経済が立ち行かなくなって、自殺者が増えるかと思われていたのに、実際は減っているのだ。 

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、家族ら同居する人が外出せず家にいることや、職場や学校に行く機会が減り、悩むことが少なかったことなどが要因とみられています。

 

 自分は今この資本主義の社会を心の中で勝手に「螺旋上昇社会」と名付けていて、どういうことかと説明すると

確かに経済という軸で見れば上昇しているかもしれないが、それでも写像として映っている我々の心は相も変わらず、かつてと大して変わってないんじゃないかという考えだ。

お金を稼いでも、いくら経済の規模が大きくなっても、それが人々の心を豊かにしないんだったら、ここらでいいんじゃないか。もう経済成長は手打ちにしましょう。

ここらで価値の取り違えに気が付いて、あとはそれぞれの価値を追求して生きていきましょう。

資本主義というパラダイムから、それぞれ好きなパラダイムに移住しましょう。

人が何か趣味を楽しんでるときに「それ何の役に立つんですか?」「それで稼げるの?」とか言われないような社会になるのも一興でしょう。

 

そんな気持ちがある一方で、やっぱり人は枠組みの中でしか生きられないんじゃないかという思いもある。

サルトルが「人間は自由の刑に処されれている」といったように、自分で全てを決めていくってすごく辛いと思う。

コロナの自粛で暇すぎて何をしていいのか分からないみたいな感じで、今まで依り代としていた資本主義社会が壊れたら何をしていいのか、どこを目指したらいいのかわからなくなるのだろうか。

それでも、これを機に色んな生き方を容認する社会が拡大して行ったらいいと思う。

 

けど自分でこれを書いていて気が付いたのは、こういう思想があれば、どのパラダイムで生きていくかを選択する自由がある。

 

こう言いつつも今の自分には資本主義というパラダイムから逸脱して生きていける力も、そうまでして生きていきたいパラダイムもないことは分かり切っているので、自身を資本主義社会に組み込んでいくしかないのであった。

宇宙体験は人に何をもたらすのか? | 宇宙から帰ってきた日本人

今回紹介する本は『宇宙から帰ってきた日本人 -日本人宇宙飛行士全12人の証言-』という本です。

著者の稲泉連さんが日本人宇宙飛行士12人全員にインタビューを実施し、その結果をトピックごとにまとめた形式です。

ただ厳密に言えば、秋山豊寛さんを宇宙飛行士とするかは議論が分かれるところですね。
一言で言えば、日本で言う宇宙飛行士はJAXA所属・公認の人であって、秋山豊寛さんはロシアが認めた宇宙飛行士という感じでしょうか。
それも、名目としては「宇宙特派員」という報道目的ですし。

多分、JAXA的には宇宙飛行士としては見なされてないですね。
www.jaxa.jp

ちなみに秋山豊寛さんの『宇宙よ』という本も読んだことあるのですが、こちらもオススメできます。

宇宙に行く前に浣腸をする話とか、宇宙だとナニが悲しくなるほど縮みあがるみたいな一般の宇宙飛行士の本では触れられてない話までカバーしていますので。



まあそんな細かいところは置いといて、本題に入りたいと思います。
それぞれの内観の変化にフォーカスした質問とその回答の多様性がすごく面白かったですね。
特に、当たり前かもしれないんですけど、バックグラウンドであったり、時代によって答えが大きく分かれている事。
例えば、この本の中でも多くの宇宙飛行士が読んだことがある、人によっては宇宙飛行士のきっかけになっていると言っている、『宇宙からの帰還』ではアポロ時代に宇宙に行った宇宙飛行士たちは大きく人生観が変わったと述べています。

宇宙からの帰還 (中公文庫)

宇宙からの帰還 (中公文庫)

  • 作者:立花 隆
  • 発売日: 1985/07/10
  • メディア: 文庫

一番わかりやすい例として、アーウィンという人は月に行った後にキリスト教の伝道師に転向しています。
宇宙情報センター / SPACE INFORMATION CENTER :ジェームズ・B・アーウィン

しかし、一番最近宇宙に行った金井宣茂さんは宇宙に行く前のインタビューでも「自分は何一つ変わることないだろう」と、実際帰還後のインタビューにも「やっぱり宇宙は私にとって、出張として言ってきた場所だった、という印象は実際に体験しても変わりませんでした」と述べています。

どうしてこれほど大きな差が出ているのか?
この本での証言をまとめると、答えは大きく二つに分けられます。
①宇宙における活動の違い
②時代的背景の違い

それぞれ以下で詳細に説明します。



①宇宙における活動の違い
アポロ時代は宇宙飛行士が月まで行って、地球の全景がマーブル玉ぐらいの大きさに見える距離まで行ってます。
アポロ8号で撮られた「地球の出」という有名な写真。 地球の出 - Wikipedia

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Earthrise
(出典:Earthrise | NASA)


数字で説明すると、月は地球から約38万kmの距離にあるのに対して、ISSは高度400㎞程度。
宇宙兄弟では「地球をサッカーボールとするとISSはボールを掴んだ時の爪先ぐらいの高さ」という説明があった気がします。
要するにISSって実は地球からすぐ近くにあるんです。

そのため本書の中でも、宇宙にいて不安だったか?という質問に対し、ISSから地球が圧倒的な存在感を持ってすぐ近くにあり、何かあればすぐ地球に帰れるという安心感があった。という回答が為されています。
また、ISSに行っても滞在するだけと、EVA(船外活動)を行うのでは大きな差があるとも語られていました。

こういった同じ宇宙に行くという活動でも、質が大きく異なっているということが要因の一つにあると思います。

月でも一応地球は見えてるわけですが、将来的に月を越えて火星に行って地球が無数の星の一つにしか見えなくなったとき、月面体験以上の大きな変化が人間には訪れるんじゃないでしょうか。

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Earth From Mars, Mars From Earth
(出典:Earth From Mars, Mars From Earth | NASA Solar System Exploration)





②時代的背景の違い
一言で言えば、技術の進歩や時代の移り変わりによって、宇宙が身近な時代になっています。
ISSからの景色もわざわざISSに行かずとも、ライブ中継でいつでもどこでも見れる時代になっています。
ISSから観る今の地球 ライブ中継


なんなら月旅行に前澤社長が行く時代が来ているぐらいですし。


そして、『宇宙からの帰還』でも本書『宇宙から帰ってきた日本人』でも一番面白かったのは多くの宇宙飛行士が共通して、
強烈な体験であってもそれを表現できないことがもどかしい
というニュアンスの事を言っていることです。

彼らはあくまでも技術者として宇宙に行っていますが、今後はそういったテクニカルな面はロボットとかに代替されていくでしょう。
いわば宇宙に行くことが目的の時代が終わり、宇宙に行ってアーティストがインスピレーションを得て何かを表現する、もしくは宇宙旅行という商売をするといった、宇宙が手段となる時代が近づいています。
前澤社長のアーティストと共に月に行く話は、今後の宇宙開発のうえで欠かせないステップだと思います。

他にも宇宙飛行士を目指しているタレントの黒田有彩さんのインタビュー記事でも

2008年に宇宙飛行士試験の応募書類を出した数年後、山崎直子さんにお話を伺う機会があったのです。このとき、「これからは黒田さんのような"伝える"仕事をされている人が宇宙飛行士になることで、より多くの方に宇宙のことを知っていただけると思いますよ」と言っていただいたのです。

宇宙飛行士を目指すタレント・黒田有彩が「宇宙に近づくために今やっていること」 | ライフハッカー[日本版]


とあるように、今後は宇宙に行くうえで宇宙で何をして、そして人にどう伝えるかという能力が求められてくるんじゃないでしょうか。

タイトル詐欺にならないように改めて答えておくと
宇宙体験は時代背景やバックグラウンドに依存して、何らかの変化をもたらすかもしれないが、これまで宇宙に行った人々はそれを表現しきれていない
といった感じでしょうか。

正直に言うと本書は『宇宙からの帰還』と比べると記述の密度や深さといった部分では劣ります。
しかし『宇宙からの帰還』を読んだうえで本書を読むことで、時代の移り変わりや、現代の情勢に即した感想を知ることが出来るので可能であれば二冊とも読むことをお勧めします。

自分の捉え方|私とは何か「個人」から「分人」へ

本書はタイトルにもあるように「分人」という概念を提唱することが主な内容となっている。



「分人」は「個人」と対になる概念である。
「個人」とは英語でin-dividual 分けられないというニュアンスを持っているが、これは実は明治時代ごろに西洋から輸入された言葉であり、その考え方は現実に即していないから、新しく適切に自己を捉える概念を提唱しようということで平野啓一郎は「分人」を提案している。

そもそも「個人」という考えに対する違和感として、例えば「家族といるときの自分 」と「友達といるときの自分」が全く同じという人はいないだろう。かといって「個人」という概念に基づくならどちらかがホントの自分で、もう一方はウソの自分ということになるが、当然そんなことはない。
こういったことから「個人」という概念がいかに粗いかがわかる。

以下、本書から分人の中心的な考えに当たる部分を抜粋。

たった一つの「本当の自分」など存在しない。対人関係ごとに見せる複数の顔が、全ての「本当の自分」である。
人間を「分けられる」存在と見なすのである。
分人とは、対人関係ごとの様々な自分の事である。
分人は、相手との反復的コミュニケーションを通じて、自分の中に形成されてゆく、パターンとしての人格である。
その人らしさ(個性)というものは、その複数の分人の構成比率によって決定される。

平野啓一郎は自分を肯定できる考えという観点で概ね分人主義を説明しているが、むしろ分人主義の真価はその先にあるように思える。
即ち、分人という考え方に基づいて、自己を決定できるのではないかという方面で。

平野啓一郎も分人の構成比率を変えることで自分のなりたいようになれるという趣旨を述べているが、その際に分人の構成比率を調整する、「自分のなりたい自分」を決するものは何なのかについては触れられていない。
これについては、つい最近出されたマルクス・ガブリエルの『新実存主義』のカバー裏にヒントが書かれていた。

1.人間は本質なき存在であるという主張
2.人間とは、自己理解に照らしてみずからのあり方を変えることで、自己を決するものであるという思想

新実存主義 (岩波新書)

新実存主義 (岩波新書)


ちなみにカバーを見てこのフレーズをみて、これだ!!!ってなって買ったはいいものの内容は論文を和訳したものだったので、実存主義に関する体形的知識がなくて肝心の中身はちゃんと理解できていない。


話を戻すと、分人を統治するメタ分人という概念を考えることで、自身の指向性を考えられるのではないのだろうか。
じゃあそれが「本質」じゃないか、と思われるかもしれないが、むしろ自身の有する無数の分人同士のインタラクションのなかで生じるのがメタ分人と考えれば、既存の分人という枠組み内でも十分に考えられる。
『新実存主義』のメッセージの2になぞらえると
自分の有する無数の分人から生じるメタ分人が、自分の分人を参照して、分人の構成比率を変えることで自己を決することができる
といえるはず。
メタ分人は「高校の友達といる時の自分」という分人と「大学の友達といる時の自分」という分人を、比較してどちらが好ましいかを判断して、分人の構成比率を変える といった具合だ。

で、問題となるのはここで出来るのはあくまでも比較でしかないということだ。
もっと言えば、ジャック・デリダの言葉を少々強引に借りてしまえば「差延」が必ず生じているし、「差延」を通してしか自己を決することが出来ない。
差延は差異と遅延を組み合わせた言葉程度の認識)

今回の例で言えば、分人の構成比率を変える(自己を決する)には、「大学の友達といる時の自分」と他の分人との比較によって「差異」を抽出する必要があるうえに、そこは「大学の友達と過ごし、大学の友達向けに分人化する」という過程から「遅延」が生じているというように。
要するに分人化に先立って、「今」の分人の構成比率を知ることは決してできない。

平野啓一郎も個性(分人の構成比率)は動的なものと捉えている。
しかし、この論法で言いたいのは
個性(分人の構成比率)は動的なうえに、「今」この瞬間の個性(分人の構成比率)を知ることは出来ず、差延を通して認識するだけ
ということだ。

分人の構成比率は、それ以前の分人の構成比率からどう変化させたかという、漸化式で常に表される。
そして結局分人の構成比率を調整するのは、何なのかという話に戻すと、これは結局自身の快不快に集約される。
この快不快も事前に完全に予測することはできないが、差延を通してなら認識できる。

そう考えると、
人間は何らかの行動から「分人化」をして、恐らく「心」とかいうブラックボックスに放り込んで快不快を判定してもらい、最も心地よい自分を目指す存在
と言えるかもしれない。

そして、そこで重要になってくるのは
快不快を判定するブラックボックスの計算機械の制御則を掴むこと

これまで述べてきたように、差延というものが必要な以上、新しい制御則を掴むには新たな体験が必要となり、自分を知る旅は決して終わることはない。

こういうと少し悲観的に思われるかもしれないけど、積極的に分人化し続ける、つまり色々な人と出会ったり、新しい領域に飛び込むことを論理的に肯定することにもなるので自分はこの考えが非常に好きだ。


まとめ
・自分を一貫した「個人」ではなく、他者とのインタラクションで生じる「分人」の集合体と捉える
・「分人」の構成比率が個性となるが、それは差延を通さないと認識できない
・「分人」の構成比率を調整するのは快不快であり、自身の快不快の制御則を知るためには「分人化」し続けるしかない



以前書いた似たような話。
cobaltic.hatenablog.com

cobaltic.hatenablog.com

フィンランドバックパック旅行 まとめ

2/25~3/2にフィンランド(とエストニア)に旅行してきました。

バックパック一つ背負って。

そのまとめ。

 

目次

 

 

それぞれの日でのアクティビティ

1日目 フィンランドバックパック旅 Day1 - 徒然日記

成田→フィンランドヘルシンキ)→イヴァロ空港→サーリセルカ→オーロラ観測

 

2日目 フィンランドバックパック旅 Day2 - 徒然日記

スノボ&ソリ→オーロラハントツアー

 

3日目 フィンランドバックパック旅 Day3 - 徒然日記

サーリセルカ→ロヴァニエミ→オーロラハントツアー

 

4日目 フィンランドバックパック旅 Day4 - 徒然日記

サンタクロース村→サンタクロースエクスプレス(寝台列車

 

5日目 フィンランドバックパック旅 Day5 - 徒然日記

サンタクロースエクスプレス(寝台列車)→ヘルシンキ市内観光→タリン観光

 

6日目 フィンランドバックパック旅行 Day6 - 徒然日記

ヘルシンキ市内観光→成田

 

持ち物

ちゃんと記録が残ってたんで全部まとめのっけます。

 

着替え類
肌着(パンツ、靴下、エアリズム) 3日分
替スノボ靴下
ヒートテックタイツ
水着
速乾スイムタオル
使い捨てコンタクト10日分
眼鏡ケース
メガネ


機内快適グッズ
折り畳みスリッパ
耳栓
アイマス
ネックピロー
イヤホン
マスク×2


電化製品
GoProセット(本体、バッテリー×2、バッテリー充電器、三脚、ハンディ)
PISEN(20000mAモバイルバッテリー)
Cheero6700mAモバイルバッテリー
simカードケース
変換器
マルチタップ


衛生用品
歯ブラシ
洗濯セット(洗濯袋、洗剤)
折り畳みハンガー×3
洗濯紐
洗濯バサミ×6

髭剃り


その他
薬類
ジップロック
圧縮袋
日記
下敷き
かもめ食堂
折り畳み傘
ビニール袋
ポケットティッシュ
筆記用具
折り畳みバッグ
トートバック
ショルダーバッグ

 

これら全てを詰め込むために使ったバックパックはこちら!

 

 荷物を展開したらこんな感じ。

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 大体7,8kgぐらいだった気がします。

 

今回の旅の費用

ツアー代金 223720円

ちなみにツアー代金に含まれているものは

往復航空券・ホテル代・オーロラハントツアー×2・諸々交通費(寝台列車サンタクロースエクスプレスや空港からのバス等)

 タリン⇔ヘルシンキフェリー 8802円

保険料 9660円

 

現地での費用

交通費 36€

飲食費 119.14€

アクティビティ代 111€

土産等 192.1€

 

1€=120円として

 

合計 297293円

 

他にも忘れてる気がするけど大体30万円で行けたということです。

35万ぐらいは覚悟してたので、思ったよりも安く済んだという印象。

 

オーロラ観測について

 一番よく撮れた写真がこちら!

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 撮影に利用した機材はGoPro Hero7です。

設定は以下の通り。

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ちなみにオーロラ観測行くなら留意していたほうがいいのがカメラの露光時間を増やせば写っても肉眼だと全然オーロラっぽくみえないということです。

体験談として、オーロラ観測初日に全然見えなくて宿に帰るかーって思ったら近くにいた日本人観光客がオーロラだ!って叫んだからどこですか?って聞いてみてみたらなんか白いもやもや程度。でも撮った写真を見せてもらうとちゃんと緑がかってるみたいな感じでした。

そもそもオーロラが見えるかは太陽と雲のご機嫌次第なので、今回見れたのはラッキーでした。

オーロラハントツアーは後悔したくないのなら申し込んだほうがいいと思います。やはり個人じゃ限界があるので。

 

オーロラ観測の装備品 

ノーマル靴下
スノボ靴下
ヒートテックタイツ超極暖
裏起毛ズボン


エアリズム

ヒートテック
ヒートテック超極暖
長袖
裏起毛パーカー
スキーウェア


薄手手袋
スキー用手袋
ニット帽
ネックウォーマー

 

結論から言うとこれでも死ぬほど寒いです。全く太刀打ちできなかった。

特にサーリセルカでは特に寒い日だったらしく、5分も外にいたら震えるぐらい。 

さっき登場した日本人観光客のかたにも「薄着だね」って言われてしまいました。

バックパックという性質上荷物をかさばらせたく無くて、ぎりぎりを攻めましたがお金にモノを言わせて現地で防寒着をレンタルすればよかったと後悔しています。

 

でもそのせいか体温感覚がぶっ壊れて、ヘルシンキは氷点下一桁台だったのですが暑いってなってました。素晴らしき順応性。 

 

旅の所感

まとめるととにかく最高な旅でした!!

純粋に一番楽しかったのは2日目にやったソリ。一生分ソリをエンジョイした。

費用も思ったより安く済みましたが、食事に関する物価は日本の体感二倍ですね。味に関してはまずいって聞いてたけど普通においしいです。ただソースだったり付け合わせだったりが微妙にハマりきらない感じですね。松屋フィンランド支店を待ち望みます。

 

心残りとしてはサウナを体験できてないことですね。なんでってサウナが開いてるのは大体夜だけど、夜はやれオーロラ観測だ寝台列車で移動だで結構忙しくて

ヘルシンキもじっくり見て回りたかったですね。美術館とか図書館とか。

 

細かい注意点としては3人部屋がなかなかないです。あとホテルのアメニティに歯ブラシがない。なんならシャンプーが備え付けられてないところもあったのでご注意を。

 

でも一番デカい感想としてはフィンランド人顔面のクオリティが高すぎるってことです。特にキッズたちが。

街中うろうろしてるだけで、なんだこの俳優軍団は…みたいな気分を味わえる。

 

将来は北欧に移住したいという思いを更に強めた旅でした。

フィンランドバックパック旅行 Day6

悲しいことに最終日。

ホテルを出るとマーケットがあったので行ってみました。

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完全に地元民向けのもので何も買うものはありませんでしたが。

 

今日も今日とて電動スクーターをレンタルして街へ繰り出す。
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天文台公園という場所に行ってみましたが、施設は開いておらずただ見晴らしの良い高台の講演といった感じでした。

 

そして個人的に楽しみにしていた場所へ。
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少し距離がある場所なので行けないかと思っていたけれど電動スクーターのお陰で来れました。

 

そう、かもめ食堂の聖地です。

かもめ食堂 (幻冬舎文庫)


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日本からわざわざ本を持ってきました。

ちなみに元から読んで行きたかったわけではなくて、フィンランド行きが決まってからフィンランドを舞台としている小説を探して読み始めました。

読書も旅行も好きなのでこういう両方掛け合わせるのがすごく楽しいです。

読書も旅行にも厚みが増します。

 

ちなみにかもめ食堂は映画もありますが、映画を見たなら小説も読んだほうがいいと思います。映画だけだと尺の関係上色々フワフワしたまま進んでしまっているので。

 

ただ残念ながら店自体はやってませんでした。
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飛行機に乗り遅れるのが怖くて早めに空港へ。

 

空港内のムーミンショップでお土産購入。
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Moi Moi Finland

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Moi Moiはさようなら的な意味らしいです。サンタクロース村で教えてもらいました。

 

そしてまた10時間のフライト

 

機内食

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コメがうまい。

 

機内食

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うまい。

 

でも日本について食べた松屋のプレミアム牛めしの生卵お新香セットが世界一うまく感じた。

安いし美味い、やっぱり日本が最高ということを分からせてくれる松屋。本当にありがとう。

 

諸経費 

 交通費(シェア電動スクーター)10.8€

お土産 121.8€

飲食費 8.95€