皆様、毎日3食しっかり食べてますか?
飽食の時代にあっては、日々美味しいものが供給され続け、時には暴飲暴食をしてしまうこともあるでしょう。
そんな日々では胃腸にブラック企業もビックリの休みなしの過酷な労働を強いてしまっている訳です。
そうなると行くしかないですよね?
そう…断食道場に…!!
というわけでやって来ましたのは、群馬県の桐生断食道場です。
今回体験するのは、3泊4日の週末体験コースです。
お部屋は大部屋です。The 道場、合宿所って感じで良いですね。ちなみにエアコンはないので、時期によっては死ぬほど暑いです。
そしてヨガ、食事などをするのはこちらの大広間。
写真に写ってはないですが、手前の壁が鏡になっています。
厨房はこんな感じです。
謎の酵素を発酵させていて、そのせいで壁が黒くなっているとのこと。
断食道場って実際何するの?って感じですけど、大まかに1日の流れはこんな感じです。
道場の一日 | 関東・群馬の断食・ダイエット-桐生断食道場-
スケジュールを見ると、食事あるじゃん!って思いますよね。
ちなみに朝食はこちらです。
玄米を中心に薬草とかを焙煎・製粉したものだそうです。
これに番茶を入れて、練り練りすると朝食の完成です。
見た目はちょっとアレですけどね…。味はきな粉を草感強めにした感じです。
昼のヨガ的なやつは、こんな感じのDVDを見ながら90分やります。
お待ちかねの昼食は葛のスープです。
これを1口200回噛んで食べるように指導されます。
そうなると会話も困難なため、虚空を切り裂いて歯がぶつかり合う音、たまに嚥下する音が響くのみです。
飲み込むタイミングがあったら会話を少しするといった感じで30分かけて食べ(?)ました。
普段だったら1分で飲んでしまいますけどね。
午後はお散歩の時間です。
お散歩か山登りか選べると言われたので、近くの吾妻山登りへ。
ご覧のとおりかなりハードな道なりです。
乗り越えると良い景色を見れるので、登る価値はあります。
ちなみに散歩時間には梅干しが支給されます。
不思議なことに食べ終えてタネを舐めていると喉が渇かないのです!!
これは貴重なライフハックなので、みなさんも断食中運動する時はご活用ください。
夕食の時間です。
もう説明はいいですね。葛のスープです。
醤油はかけてもいいので、ドバッといきました。
ちなみに1日の間に取れる水分は湯飲み茶碗5杯分、大体500ml程度です。
どう考えても普段と比べて、食べてる量、水分ともに不足しております。
3日目は朝起きて身体がダル重です。朝のヨガでさらにダルくなりましたが、道場の人に報告すると「排毒してますねぇいいですねぇ」とのこと。
曰く断食によって体内に残っていた毒素が排出される過程でおこる身体の変化らしいです。好転反応とも言うらしい。
3日目の昼食からは断食から復帰するための、いわゆる回復食になっていきます。
玄米お粥みたいなもんです。この頃にはすっかりやられているので、玄米入ってる!!!!ってめちゃくちゃテンション上がります。
午後はあることをすることに。
断食をして腸を空っぽにしても、こびりついている毒素(宿便とも言う)が溜まっているので、本当に意味で腸をスッキリさせるためには、やるしかないんです。
腸洗浄を…
バケツに入っている番茶ベースの液体5Lをねじ込んでいくとのこと。もちろん何度かに分けてですが。
え…?入るの?これが…そもそもどうやって?
はぁ…プラスチックの部分をお尻にいれて?しゅぽしゅぽすると…?
ア゛ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!???
おああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!
夕食です。
遂にスープにキャベツと白菜が入ってきました。
今となっては何でだって感じですが、見た瞬間に平時の鰻丼並みにテンションが上がってました。当時はそれぐらい固形物が入っているだけで嬉しかったのです。
朝悪かった体調も回復食を食べてからはぐんぐん良くなっていって………
これお腹減りすぎて体調を悪くして、食べて回復しているだけでは…???
なんて疑問を抱きつつ寝て起きて、最後におにぎりを貰って3泊4日の断食体験が終了しました。
【感想のコーナー】
・2kgほど減量しました。元々太っていたわけではないですが、この生活したらそりゃ痩せるわ!という感じなので、どうしようもなくなったら行ってみるといいと思います。
・人間意外と食べなくてもなんとかなるもんだなぁということを知るうえで良い経験でした。あとは食べ物をよく噛むようになり、満足感が得やすくなりました。
・排毒とか好転反応は正直懐疑的でした。一緒に行った友人は断食のことを、飯版サウナと言っていました。さもありなんかと。元々健康体の人が行っても感動は薄いかもしれません。
・断食体験しに来ている人とかは普段関わる機会がない方々だったので、そういった人と関われたのは自分を広げるうえですごくよかったです。
皆さんも是非一度、体験してみてはどうでしょう。
それではまた。