徒然日記

徒然なるままに書いていきます 固めのものからゆるい日常まで書きたいものを

東南アジア3ヶ国弾丸ツアー Day7

最終日の予定

・寺を見る

・ウィークエンドマーケットに行く

・帰国する

 

という予定だったんですが、n度寝の末に11時に起きました

 

急いでチェックアウトの準備をしてワットポーとワットアルンへ

 

ワットポーとワットアルンは僕にとって聖地巡礼コース

なんの聖地巡礼かと言えば三島由紀夫豊饒の海 第3部『暁の寺』に登場しているのです

 

暁の寺―豊饒の海・第三巻 (新潮文庫)

暁の寺―豊饒の海・第三巻 (新潮文庫)

 

というわけで『暁の寺』での文を交えつつ紹介(" "内が引用部)

 

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"涅槃仏殿の巨大な金色の寝釈迦は、青、白、緑、黄のモザイクの箱枕に、叢林のように高い金色の螺髪を委ねていた。金の腕は長く伸びて頭を支え、暗い御堂のむこうの橋、はるか彼方に黄色の踵が輝いていた。


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その蹠はみごとな螺鈿細工で、こまかく区切られた黒地の一区切ごとに、虹色にきらめく真珠母が、牡丹、貝、仏具、岩、沼から生い出た蓮の花、踊り子、怪鳥、獅子、白象、竜、馬、鶴、孔雀、三帆の船、虎、鳳凰などの図柄を以て仏陀の事蹟をあらわしていた。"

 

めっちゃデカイ大仏が寝っ転がってるのが見れるよ と聞いてはいたものの、自分の目で見ると規格外の大きさに気圧される

 

ワットポー内もすごく広くて
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こんな感じの塔や


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仏像がたくさんあったり


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足場大丈夫か?って言うような工事中の建物があったり


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めっちゃかわいい猫ちゃんがウロウロしてたり


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とにかく豪華絢爛な寺院と仏像がたくさん

 

続きましてはワットアルンへ

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渡し舟に乗ってGO

 

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ワットアルンを和訳すると暁の寺 なのでまさしく聖地巡礼 

荷物を最小限にするバックパック旅行なのにわざわざ紙媒体で持って来てしまった

 

再び『暁の寺』の描写を添えて

 


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"近づくにつれて、この塔は無数の赤絵青絵の支那皿を隈なく鏤めているのが知れた。

 

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いくつかの階層が欄干に区切られ、一層の欄干は茶、二層は緑、三層は紫紺であった。嵌め込まれた数知れぬ皿は花を象り、あるいは黄の小皿を花心として、そのまわりに皿の花弁がひらいていた。あるいは薄紫の杯を伏せた花心に、錦手の皿の花弁を配したのが、空高くつづいていた。葉は悉く瓦であった。そして頂からは白象たちの鼻が四方へ垂れていた。

 

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塔の重層感、重複感は息苦しいほどであった。色彩と光輝に充ちた高さが、幾重にも刻まれて、頂に向かって細まるさまは、幾重の夢が頭上からのしかかってくるかのようである。

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すこぶる急な階段の蹴込も隙間なく花紋で埋められ、それぞれの層を浮き彫の人面鳥が支えている。

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一層一層が幾重の夢、幾重の期待、幾重の祈りで押し潰されながら、なお累積し累積して、空へ向かってにじり寄って成した極彩色の塔。

 メナムの対岸から射し染めた暁の光を、その百千の皿は百千の小さな鏡面になって素早くとらえ、巨大な螺鈿細工はかしましく輝きだした。

 この塔は永きに亘って、色彩をもってする暁鐘の役割を果たして来たのだった。鳴りひびいて暁にこたえる色彩。それは、暁と同等の力、同等の重み、同等の破裂感を持つように造られたのだった。

 

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 メナム河の赤土色に映った凄い代赭色の朝焼の中に、その塔はかがやく投影を落して、又今日も来るものうい炎暑の一日の予兆を揺らした。"

 

 

見に行った時間が作中と違い昼過ぎだったのが少し後悔しているところ。もしくは一番美しいとされる暁時に行きたかった。

 

寝すぎたせいで時間がないので
チャトゥチャックウィークエンドマーケットへ
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とにかく破茶滅茶に広い

全部回ろうと思ったら1日必要


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夜ご飯はパッタイ

夜ご飯食べてたらゲリラ豪雨に遭遇して
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道路冠水 


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爆走するトゥクトゥク

雷も鳴ってるし帰れるの?…

 

帰れると信じて旅の疲れを癒しに温泉へ

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http://www.yunomorionsen.com/bangkok

風呂に入れるってやっぱ大事!

お風呂最高!!

残念ながらマッサージはもう受けられないと言われたので断念…

 

一応飛行機も無事飛んでくれて

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成田に到着

 

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和食を食べて旅終わりです

 

早く家に帰って寝たい。