徒然日記

徒然なるままに書いていきます 固めのものからゆるい日常まで書きたいものを

催眠術体験記

催眠術といえば洗脳とか怪しいイメージありますけど、皆さん興味はあるんじゃないでしょうか?

 

r.gnavi.co.jp

 

自分はこの記事を読んで体験してみたくなったんで、体験してきました。

流石に一人は怖いので友達と三人で。

 

今回お世話になったのはあおくま堂さんです。

あおくま堂【TOP】催眠術体験/ヒプノセラピー/東京名物

 

秋葉原駅から徒歩10分程度。雑居ビルの一室にあり、入る直前は怪しさ満点でした。

f:id:cobaltic:20201124154549j:image

 

お願いしたのは催眠術体験コース、一人4950円。

催眠術を体験するだけでなく初めに催眠術の原理を90分程度で説明してもらえます。

 

ここから先のお話は自分が先生から聞いた話を思い出しながら書いているだけなので、エビデンスは知りません。話半分でお願いします。

 

簡単に言うと自分の肉体を操っているとされている脳のうち、いわゆる「自我」を司っている領域は3パーセント程度で残りは「無意識」の領域だということ。無意識といっても活動していないわけではなく、内臓だったり自律神経だったり意識できていないだけで漫画とかでよくある隠された能力的なお話ではないそうです。

それで実際の所、意外と普段の生活の中で「自我」が発動している部分はごくわずかです。例えばこの記事を読んでいるあなたは「あ、この記事面白そうだから読もう」とおもった瞬間は「自我」でリンクを開いたかもしれませんが、そこから先は「この部分は読み終わったからスクロールしよう」なんてことを考えることなく勝手にスクロールしているように。鍵を閉めるとき何も考えないように。べろべろに酔って「自我」がほぼなくなってても家までは勝手に帰れるように。などなど

 

そして催眠術というものは普段は隠れている無意識を引っ張り出して、催眠術師が無意識に「お願い」するということだそうです。

無意識と自我を擬人化すると、

①催眠術師「無意識くん手が開かなくなったら面白いと思わない?ちょっと開かなくしてみてよ」

②無意識「(催眠術で手が開かなくなったって言ったら面白いネタになるなぁ)いいっすよ」

③催眠術師「手が開くか試してみてください」

④自我「頑張って開くぞ」 vs 無意識「開かなかったら面白いから開かん」

で、そもそも割合でいったら3%vs97%なので手が開かなくなると。

 

つまり所謂洗脳とかして強盗みたいなことは無理なんです。無意識でもダメだと分かってるから。催眠術にかかったら面白いと思えればちゃんとかかることが出来るし、疑ってたらかからない。催眠術とか怪しい!洗脳される!って人は多分かからない。まあそもそもそういう人は体験に行かないと思いますが。

 

面白かった話としてはアナウンサーとかに声が出なくなる催眠術をかけようとしてもダメだし、料理人に味覚が変わる催眠術もダメだそうです。本当に大事にしているから無意識が完全に拒否するので。

 

それでどういう催眠術を体験したかというと、定番の手が開かなくなるものとか自分の名前が阿部寛だと思ってしまうものとかを受けました。

 

手が開かなくなるのはホントに筋肉が硬直したみたいになって全然あかないんですよね。全力でやってようやく掴んでたペンが滑り落ちる程度の隙間がつくれるぐらい。自我は開こうとしているのに体が拒否している。この自我と無意識が戦ってる感覚が面白いと感じるとどんどん催眠が深くなっていく。

 

名前が阿部寛のほうも、会話の中で名前を聞かれると口からすっと出てくるのが阿部寛になってしまう。違うって頭の中では分かってるのに。

催眠術かかってる最中は頭がとろんとするとかではなく、思考は明晰に機能している、それなのに無意識ですっと出てくるもが違うものになってしまう。

味覚も挑戦してみましたが自分はあまりかからなくて、友達はワサビを抹茶ムースと思い込んで食べてました。

 

もちろん体験として楽しかったのですが、催眠術受けてる最中に「この自分はやろうと思ってるのに体が抵抗する感覚が鬱病のひとが味わっているもの」って言われてこれは勝てないと思いましたね。ただ会社行くだけじゃんとか絶対に言えない。

そもそも無意識のうちに自律神経とかもあるので、過呼吸も頭痛も無意識が嫌がっていたら簡単に引き起こされてしまうんだろうなと。そのくせ病院に行っても体が悪いわけじゃないので診断はされない。

 

そういう無意識が抵抗する辛さを体験できたのは非常に良かったと思います。

 

ということで体験としても面白く、今後色々活動するうえでも有益そうな話を聞くことが出来ました。皆さんも是非どうぞ。