徒然日記

徒然なるままに書いていきます 固めのものからゆるい日常まで書きたいものを

ロボットは自分を認識出来るのか?

先日凄い不思議な夢を見て、要点をかいつまむと

ドラえもんが鏡を見て首を傾げていたのに対して、のび太が「君しか映ってないじゃないか」と言ってもドラえもんは「これが僕?」とか言ってるみたいな夢

ドラえもん 鏡 で検索したら出てきた画像)

 

なんでこんな夢を見たのかは分からないけれども、突き詰めて考えてみると結構面白いかもしれない

 

ドラえもん 要するにロボットは自己認識を出来るのか?っていうタイトルに戻るわけだけれど、今のロボットはまず間違いなく出来ない 

と思ってたんだけど検索したらできているらしい

鏡に映る自分を見て自己認識するロボット「QBO」がスゴイ!!これこそ自我の芽生えか!? | コモンポストムービー

 

じゃあ出来ますね で終わっては何の意味もないのでもう少しロボットと人間について掘り下げさせてください

(人工知能だとか色々ひっくるめて分かりやすさ優先で全部ロボット という単語でいこうと思います)

自己認識…言うに及ばず自分を自分として認識するということ

じゃあ「自分」とは? 自分を同一な存在として規定し続けている自己同一性とは?

 

それはロボットを作り出す側の人間自身も自分の自己同一性というものをよく定義出来ていないから当たり前の話だけれども

 

とある授業で聞いた面白い自己認識に関する古典を思い出した

ギリシア神話に登場するナルキッソスは色々やらかして神の怒りを買い自分を認識できなくなってしまい美貌の持ち主だったナルキッソスは水面に映った自分の姿に恋をして最終的には水面から離れることなく命を落とし黄色い水仙へと姿を変えます。現代の「ナルシスト」という言葉の原型とされている物語であり、水仙花言葉(自惚れ、自己愛)の由来でもあるお話です。

 

これはあくまでも神話かもしれないけど、アルツハイマー病や認知症などは「自己」が崩壊していく症例としてよく知られている通りで現実に起こり得ること

 

私はすでに死んでいる――ゆがんだ〈自己〉を生みだす脳

私はすでに死んでいる――ゆがんだ〈自己〉を生みだす脳

 

(医学的に「自己の淵」を説明した1冊 おすすめ)

 

 

話をロボットに戻すとこれだけ自己認識の話をしておきながらなんだけど、ロボットにとって重要なのは自我同一性という概念を有するよりも他者の同一性を認識出来ることなんじゃないかと思いました

 

他者の同一性ってなんなのか

例えばある日「僕」が髪を金髪に染めたらこれを読んでいる人たちは「金髪になった僕」を「僕」として認識してくれるのか?

あるいは事故にあって植物状態になって一言も話せなくなったら?

攻殻機動隊の少佐のように全身義体化して全く別人の肉体になったら?

どこまでいったら皆は「僕」を「僕」とみなさなくなるのか

 

ここでスケールダウンするけれど面白い例を1つ

ロンドン警視庁はロボットを用いて、児童ポルノ児童虐待の画像を検出しようとしたらしいんだけれどもなんとロボットには砂漠と児童ポルノの画像の区別がつかないらしい…

news.livedoor.com

 

確かになんとなく砂は肌色っぽいから理屈的には分からなくも無い気がするけれど、僕ら人間からしたらバカだなぁって話になる

 

そもそもロボットの認識、画像認識技術に話を絞るとどうやっているのか?どうして砂漠と児童ポルノの区別がつかないのか?

 

従来の画像認識だと各データから抽出された特徴を人間が分類してやることを繰り返すことで特徴を覚えこませていくというもの。

そして今流行りのdeep learningは多層のネットワークがうんちゃらかんちゃらして勝手に特徴抽出、分類してくれるらしい(勉強不足でよくわかってない)

 じゃあdeep learning使いまくれば解決する話、時間の問題でしかないのか?

 

 人間側に話を戻すと、人間は言語を習得する過程では定義を教えられているわけではなくて

犬はネコ目(食肉目)- イヌ科- イヌ属に分類される哺乳類の一種である。なんて教えられるんじゃなくて幼児と親の「あれは何?」「あれは犬だよ」みたいな会話を経て犬という概念を始めて得られる。

その後に猫をみて「あれも犬?」「いやあれは猫という動物だよ」みたいな会話プロセスを経て、犬と猫の差異を把握していってようやく今自分たちのように猫と犬を区別出来るようになっていく

この例で言いたいのは人間は物事を何か特定の要素を認識して名前付けしているというよりは、物事の間の差異によって名前付けし判別していっているということ。(ソシュールの差異の体系 で検索するともうすこし詳しい説明がある)

 

言語学的な観点から見たシンギュラリティというのは、ロボットが現象や物に対して名前付けを出来たとき

と言えるのかもしれない

もっと言えば人間ですら出来ていない「差異による識別」ではなく「本質的要素による識別」を達成する日がくるかも? 

 

 これは言語に限った話ではなく「自己」に関しても言える気がしてならない

「自己」は自分のなかにあるものではなくて、他者との差異や関係性の中に潜んでいる

 とまで言い切ってしまえば、よくあるスワンプマン問題なども容易く氷解する

 

つまり人間とロボットの境目に関する話をするとチューリングテストが出てくるが

これは人間側がロボットと人間を識別できるかどうかの話であって、本当にロボットが人間に近づいたかを確かめるなら逆チューリングテスト

要するにロボットが複数の人間と接して、それぞれを見分けられるか

というのも大事な気がする

 

つまり他者を認知して他者を規定することが「自己」を獲得するうえでは必要なプロセスなように思われる

 

でその他者を識別して、「自己」を意識するうえで重要なのが「身体性」だと思うんですよ

人間は現状生きている間同じ肉袋のなかに意識を閉じ込めて、それを「自己」と言っているけれどもし肉体を容易にとっかえひっかえできるようになったらどうなるのか?

ハリウッド版の攻殻機動隊では少佐がアイデンティティについて悩んでいましたね

prime video で見れるのでみんなみて

 

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 それはそうとこれを書いていて貨幣論と似ているなってすごく思いました

cobaltic.hatenablog.com

 貨幣が貨幣たりえる所以は人々が貨幣だと信じているから

と同様に

「僕」が「僕」たりえる所以は人々が「僕」だとして扱っているから

 

そして貨幣の信用の依り代が国家であるように、「自己」の依り代は「身体性」

 学問に垣根なんてないし、ある程度相似性があるもんですね

 

一通り書きたいもの書いたので 結論というかなんというか

個人的にはロボットを作る過程や、ロボットの行動によって人間を知る という方が興味あります

もっと言えば将来的に攻殻機動隊のような世界が実現して「自己」の依り代である「身体性」が捨象されたとき人間がどうなるかが知りたいですね

それまで生きていられるかどうか

  

青春18切符で1人旅をしよう まとめ

今回青春18切符で1人旅をしたので、そのまとめと旅の啓蒙活動をしようと思います

 

目次

 

 

 旅の流れ

そもそも今回旅をすることになったのはとにかく1人旅がしてみたい!!青春18切符で!! というふわふわした理由がきっかけです

いつだったかJRのダイヤ改定によって東京から九州まで青春18切符を使って1日で行けるということが話題になって、じゃあ5日かけたらいい感じに行けるんじゃない?という流れで目的地が決まりました 

皆もこれぐらい適当に旅を企画していいと思う

 

 

とりあえず紹介するのは移動コース!

東京発で博多着で、1日ごとに移動ルートが色分けされています

https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1-xEYqSJT0p2FBmDAT-qj4tDhG2KQd_Nj

総移動距離は1620km…思ってたよりも遥かに移動していましたね

 ちなみに今回移動ログ記録に使ったのはspottizmoというスマホアプリ!旅人はこれを入れれば間違いなし

www.dekirutabi.tokyo

 

移動を大まかに言うと

1日目 ムーンライトながらで岐阜へ 神島観光の後京都へ

2日目 京都観光 夜行バスで広島へ

3日目 広島観光 下関へ

4日目 別府温泉へ 温泉満喫

5日目 博多へ 博多観光 飛行機で東京へ

 

ムーンライトながらはやはり便利でしたね

ムーンライトながらの2018年時刻表、運転日、料金、裏技|JR青春18きっぷ研究所

このサイトに非常にお世話になりました

 

後今回は豪雨の影響で電車が動いておらず、広島までは夜行バスで移動することになりましたが、平時でもどんどん活用していくと旅の幅が広がる気がします

そんなに高くないし、夜行なら時間を無駄にすることなく宿にもなる

帰りの飛行機がもったいなかったですね 後悔はしてないですけど

逆に博多までの安い飛行機を早めに抑えて、博多スタート という手もありだった気がします

 

 

それぞれの日の細い動きは以下から見れます





 旅の予算

 まあ一番気になるとこですよね 今回の旅のを大雑把に言うと

青春18切符5日分 11850円

ムーンライトながら指定席 520円

・交通費(フェリー、私鉄、バス)4500円

・食費 15000円

・夜行バス代(京都→広島)4700円

・宿泊費 7000円

・入浴料 3000円

・観光費用 4000円

・飛行機代 17000円

・その他(お土産、おみくじなど) 4000円

 

総計 71570円 

 

………これ書きながら肝が冷えていくのを感じました

途中からなんか吹っ切れておいしいもの食べまくったし、これぐらいかかるとは思っていたけれど

このグレードの旅なら1日15000円ぐらい見ておくと余裕を持てて良いかもしれない

 

 

旅の持ち物

 この手の旅はフットワーク命なのでバックパック1つに詰め込みます

衣類は圧縮袋に詰め込んで

持ち物一覧

・財布

スマホ

・着替え(Tシャツ2枚、パンツ2枚、ズボン1枚)

・フェイスタオル2枚

・清潔用品(歯ブラシ、髭剃りなど)

・洗濯グッズ

・安眠グッズ(アイマスク、ネックピロー)

・小説

タブレットPC

・クリアファイル

・トートバッグ

・マルチタップ

・その他小物

 

 今回初めて使ったこれが非常に便利だった

 めんどくさい小物は全部これに入れて管理

 

洗濯グッズも持って行ったけれどコインランドリーが楽でしたねぇ

 バックパックが壊れた時はトートバッグに本当に助けられました

お土産とか買ったらバックパックに入り切らないかもしれないし、あって損はないはず

 

 

旅の暇つぶし

寝ることを差し置けば、タブレットPCが暇つぶしに最適でした

Amazon Kindle Unlimitedに登録して(月額980円)本を家からダウンロードしていけば、大抵の時間はつぶせます

Amazon.com: Kindle Unlimited: Kindle Store

 

Kindle Unlimitedでは10冊までダウンロード出来て、小説は少ないですけど名作古典小説は光文社古典新訳文庫で検索すればまあまあ出てきます

そして優れものなのが、なんとるるぶもある

移動中に次はどこを観光しようかな~ なんて調べて時間がつぶせる 最高

宿でwi-fi繋げばどうとでもなりますし、本当におすすめです

 

まあ移動中はこういうブログ書いたり、疲れて寝たりしてたんですけど

 個人的にはブログを強くお勧めしたいですね、その日感じたこととかをその場で整理できるし

何より皆が旅をしている様子がしりたい!

 

 

 旅の所感

 ゲーテの言葉を借りて

人が旅をするのは到着するためではなく、旅をするためである

この一言に集約されると思います

 

鈍行でひたすら時間かけて行ったけれど、その時間も決して無駄ではなくて、意図的に余暇を作り出すと言うか 

ただサッサと観光地点に行って、スマホで写真撮って満足してさあ次だって勿体なくないですか

もっと観光地の良いところに感じ取って、自分の心のうちに生まれる情動を汲み取るっていう楽しみ方こそ旅でしかできないと思います

 

人それぞれ旅の目的は違うかもしれないけれど、何のための旅なのか

少なくともただ観光地に行くってことではないはずでしょう

五感すべて使って旅を楽しむ

綺麗な景色を目で見て、美味しいもの食べて、色々なものに触れて、観光地の賑わいに耳を傾け、町の匂いを嗅いで

そうやって初めて旅をした、満喫したって言えると思うんです

スマホだけじゃ全然情報量が足りない!!

 

なんか偉そうなことをつらつらと言ってしまいましたけど、旅でしか知れないということはたくさんあると思います

特に1人旅だと自分がどんな人間なのかが分かっていったり…

 

今回自分は色々思うことありました

金閣寺のような圧倒的な「美」よりも、ニワの浜で見た景色のような全体的な「美」の方が性に合うこと

温泉は1人で入っても気持ちいいけれど友達がいないと楽しめないこと

3日以上の1人旅はメンタル的にキツイこと

文章を書くのが結構楽しいこと

家が本当に落ち着くしありがたいこと

他にもたくさんのことが…この旅をしてなかったら気づくことなく死んでいったかもしれない

 

 

まあでも1番言いたいことはとにかく肩肘張らずに、気軽に行きたいところがあったら行ってみたら良いってことです

なんだかんだなんとかなるものだし

何より楽しいし!!行きたいところ行って美味しいもの食べてお風呂はいったらもう幸せですよ!!!

 

それでは皆さん!良い旅を!!

 

青春18切符で1人旅をしよう DAY5

早いものでこの旅も最終日

今までの旅路↓

 

青春18切符で1人旅をしよう DAY1 - 徒然日記

青春18切符で1人旅をしよう DAY2 - 徒然日記

青春18切符で1人旅をしよう DAY3 - 徒然日記

青春18切符で1人旅をしよう DAY4 - 徒然日記

 

 

今日の目標

・博多とんこつラーメンを食べる🍜

 

博多といえばこれ、バリカタで頂きたい

朝カプセルホテルの天然温泉に入って、7時に出発

博多を目指して電車に揺られること4時間

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博多駅に到着

 

なぜ博多に来たかというと生徒として高校3年間、バイトとして大学2年間お世話になった塾の先生とご飯を食べるため

その待ち合わせ場所に向かっている最中にバッグのファスナーが外れておっぴろげ状態に

普段の生活も海外バックパック旅行も全てこいつでやってきたので非常に悲しい…

逆によくぞ今まで耐えてきてくれた🙏

そんな事を考えつつ100均で応急処置を

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うーん 限界過ぎる

トートバッグに荷物の殆どを移し替えてバッグは手で持つことに

先生と合流して博多駅構内のレストランコーナーをぶらぶら

美味しいお寿司を食べさせて頂きました

本当に教養深い人でどんな話題を振ってもいい話が返ってくる

どれも単なる知識では無くて体験に基づいている

多分色んな物事を楽しめる視座を持っていて、気になったらすぐ行動に移せる人なんだろうなぁと

いつか対等に話し合えるような人間になりたいです…

 

正直先生とご飯食べることしか考えてなくて、観光は何も決めていなかった

先生が観光なら太宰府天満宮行けばいいんじゃない?と言うので博多駅から直通バスでGO

 

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歩いている途中にあったなんか名物らしいスタバ

 

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太宰府天満宮に到着

 

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少し歩いたら本宮が

太宰府天満宮は学問の神様である菅原道真を祀っている場所

今期のGPAが4.0になるようにお願いしておいたので、安心です

 

次はどこ行こうかな〜と思って調べていたら

「ラーメンスタジアム」なるものがあるとのこと

博多駅に戻って、博多駅から徒歩10分で

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ラーメンスタジアム!!

 

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頂いたのは長浜ナンバーワンの長浜ラーメン

硬さはもちろんバリカタ

求めていたラーメンがここにあった…

 

そこから福岡駅にまた徒歩で帰る

そもそも福岡駅デカイ!!!

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そういえば福岡市と言えば、攻殻機動隊で新首都の設定になっていた

実際来た感想としては、とにかくインフラ整備が凄い

福岡駅のバスターミナルから主要部へはガンガンバスが出てるし何より空港が近い✈️

博多駅から空港までも電車で5分だし、海外もアジア最大級と名高い韓国のハブ空港の仁川(インチョン)空港がすぐ近くにある

コンパクトシティーとして申し分なし

 

その上市長が若い人で「スタートアップ都市」を推進していて成果も出ている

(https://japan.cnet.com/article/35098876/)

福岡は日本のシリコンバレー…メンタイバレーだ!なんていうキャッチフレーズをどこかで聞いたのが印象に残っている

(https://president.jp/articles/-/25332)

 

まだまだ課題はあるだろうけど、これを書くにあたって改めて色々調べてみたら

バリ凄いぞ福岡!頑張れメンタイバレー!!

 

 

実際に町をブラブラしてると8月の日曜ということで花火大会でもあるのか、浴衣を着た方が多かった

そもそも博多美人なんて言う言葉があるだけの事はあって、美人が多い!

博多弁も可愛いし

そして今日で青春18切符を使い切ってしまうので、これ以上移動できません

博多に永住しようと思います。

今までありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という訳にも行かないので、別府から博多間の電車で色々帰る方法を模索していました

調べた感じ夜行バスが1.5万、飛行機が1.7万といった感じで大差ない

だったら飛行機やーんと思って予約した直後にもう一回夜行バスのページを見たら直前割で格安になってました

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なんなん 運がなさすぎる

とはいえ飛行機も予約した以上キャンセル料取られるし、16時間もギッチギチの夜行バスは嫌だ

なにより早く家の布団で寝たい

ということで飛行機のままでいくことに

 

ラーメンスタジアムを出てから、福岡駅に戻って電車で5分

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福岡空港に到着!
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運良く着陸する飛行機を撮れた図

見送り場で1時間ぐらい飛行機が行ったり来たりするのを眺めていた

ちょっと割高だけど飛行機にしてよかった〜

その後自分へのお土産に博多明太子を買って搭乗手続き場へ

 

搭乗手続きをしようとしたら、手荷物は1つだけと言われたので

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この凄いアホっぽい方法でクリア

周りの目が痛い…

 

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出発ターミナルないに一蘭が…行きたかったけどお金と時間の都合で断念

 

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今回乗る事となったSKYちゃん

 

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出発3時間前ぐらいに座席指定したのに、非常口座席のせいか人気のない翼根部窓際座席をゲット

 

飛行機の浮き上がる瞬間、Gを感じるのが凄い好き

一回戦闘機に乗ってバカみたいなGかけられてブラックアウトしてみたい

なんて考えてたら福岡市内の夜景が…

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スマホカメラじゃこれが限界なんだ

博多駅から電車で5分という立地故の景色…

本当に飛行機に乗ってよかった

是非とも皆にもこの景色を生で見て欲しい

意識していなかったこともあって、文字通り息を呑んだ

多少遅延しつつも無事羽田に到着

しかし観光しながらとはいえ鈍行で5日かけた道なりも飛行機だったら1時間ちょっと…

文明の利器は素晴らしい!ちょっと複雑だけど

 

本日のまとめ!

総移動距離

210km

https://www.google.com/maps/d/edit?mid=195Rn1-NJMjPdmxcpQhmrw7RSpA10SYAt

飛行機も入れたらどうなるんでしょ

 

今日の経費

青春18切符1日分 2370円

食費 860円

お土産代(明太子) 1080円

交通費 1070円

飛行機代 17790円

総計 23170円

ほとんどが飛行機代 もっと事前に予約してたら安くなってたかも??

でもまあ自由気ままな旅ですし

 

何はともあれ無事終えられてよかったです!!

最高の旅だった

青春18切符で1人旅をしよう DAY4

みなさん温泉は好きですか?

好きですよね 

というわけで本日やってきたのは、おんせん県おおいた♨️

今回の旅で一番楽しみにしていたと過言ではない

何を隠そう高校生の頃から温泉が大好きで、温泉ブラザーズと呼ばれていた友達と部活帰りに自転車で温泉に行ったりしていたわけですよ

 

で、ある日ネット記事読んでたら温泉神ことヨッピーが「別府に行ったことない奴が温泉好きを名乗るなーーーー!!!」なんて言うもんだから、これは行くしかない

travel.spot-app.jp

 

どうせなら各地を巡りつつ青春18切符で行ったろう ということで今回の旅が企画された訳です

DAY1〜DAY3はこちらから↓

青春18切符で1人旅をしよう DAY1 - 徒然日記

青春18切符で1人旅をしよう DAY2 - 徒然日記

青春18切符で1人旅をしよう DAY3 - 徒然日記

 

今日の目標

・温泉満喫♨️

・地獄めぐりをする

 

 

 

朝6時に昨日宿泊したカプセルホテルを出発して鈍行列車で揺られること3時間

 

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別府駅に到着!

駅のアナウンスが「べっぷ〜〜〜↑」ってが個人的にツボ

温泉に入って脱力している人みたい

 

まず向かうのは別府海浜砂湯f:id:cobaltic:20180804104231j:image

海の目の前!!

 

ここでやるのはその名の通り砂湯です
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入浴方法はこんな感じ

混みやすいらしいけど、朝一で行ったおかげで待ち時間0でした

浴衣を着て砂湯に行くと、砂掛けの方がクワ的なやつを使ってザクザク砂をかけてくれます


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砂に包まれて重みと体が内側から温まるのを感じる…蝉の鳴き声と薄っすらと聞こえる潮騒の音が心地よい

ちなみにスマホを持って行くと砂掛けの方が写真を何枚か撮ってくれます

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すっごい見えにくいけど真ん中に寝転んでいる

 

ちなみにここ最寄り駅は別府大学駅なんですけど、別府大学の人は「今日1日頑張ったし砂湯行こうぜ!!」みたいなことやってるんですかね

最高かよ〜

 

次は地獄めぐりへ

別府には海地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄

という名前を冠する温泉を巡るツアーがあります(温泉といっても熱すぎるので大体入ることはできない)

それが地獄めぐり

 

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別府駅からバスで10分ほどで到着


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各地獄で400円の観覧料がかかりますが、2000円で全箇所の共通観覧券が買えます

キャッチフレーズがカッコよすぎる

 

まずは鬼石坊主地獄

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写真だと分かりにくいけど、泥がゴッポゴッポ吹き上げてきている

まさしく地獄

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色んな所で絶えず吹き上げている

この泥が吹き上げる様子 ずっと見ていられる

 

次は海地獄へ

山の中なのに海なのはこれいかにという感じだけれど
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綺麗なコバルトブルー色の温泉!


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なんかを茹でているっぽい


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展望スポットからの写真

 

次はかまど地獄へ
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鬼がモチーフのようで至る所にいる


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これ飲もうとしたんだけど80℃もあるもんだから、1人でダチョウ倶楽部のおでんコントみたいになってすごい恥ずかしかった

飲める人はいるんだろうか

 

ここはガイド的な人が常にグルグルしているので、説明がちゃんと聴けるのがありがたい

 

 

続きましては鬼山地獄へ
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源泉自体は普通だけど、別名「ワニ地獄」🐊

ワニを70頭近く飼育していて、丁度子供ワニが産まれたばかりらしい

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これ全部子ワニ 全く動かない

なんでこんなに重なるんだ


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このぐらいなら可愛い〜って思えたけど


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大人サイズは流石に怖い

時間が合えば餌やり体験会みたいのもあるらしい

 

お次は白池地獄へ

ここは熱帯魚を飼っているようf:id:cobaltic:20180804145539j:image

こんな感じで ピラニアとかもいた


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肝心の源泉は藻の影響で薄緑色になってしまってるらしい

普段は綺麗な乳白色らしいが、自然ゆえにやむなし

 

 

ちなみに今紹介した5箇所の地獄はそれぞれ歩いて2.3分ぐらいで行ける程近い!


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お腹が空いたので一旦ご飯へ

大分県名物のだんご汁

 

さっき温泉には入れないと言ったけれど、唯一鬼石坊主地獄には鬼石の湯 という温泉が併設されているので、地獄めぐりの汗を流しに温泉へ

温泉で泥が吹き上げていることを期待したんだけど、流石にそんなことはなかった

でもいい湯でした♨️
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お風呂上がりは名物の地獄蒸しプリンと温泉卵

お風呂上がりにまったりしている時間ほんとうに幸せを感じる

 

残り2地獄は少し離れているのでバスに乗っていく

地獄と言えばここ!!血の池地獄f:id:cobaltic:20180804145649j:image

もう見るからに地獄って感じですね

 


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鬼灯と冷徹の聖地巡礼(?)

ここは併設されている売店が非常に充実していて


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思わず一目惚れして買ってしまった「ゆ」Tシャツ

この脱力感がたまらない

これから温泉行くときはこれを着て行きたいと思います


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最後に来たのは龍巻地獄

ここは所謂間欠泉のスポット

世界には間欠泉が色々あるけど、ここは休息時間が40〜50分しか無いのが魅力とのこと

待つこと30分ほどで吹き上がって来て

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上の石囲いがないと30mまで吹き上げるらしい

そっちの方が見て見たかった気もするけど…

地獄の中でも一番熱いらしく、離れていても熱気が伝わってくる

 

 

地獄巡りをしていて思ったのが、やはり何事も体感してみないと分からない

地獄の湯の様子とか何となく写真で知っていたけれど、実際に行くと全然感じ方が違う

好きな角度から見て、お湯が噴き出す音を聞いて、温泉の匂いを嗅いで、現地の美味いもの味わって、お湯を肌で楽しむ

文字通り五感全部使って楽しんでようやく観光したって言えるんじゃないかと

観光パンフの写真だけじゃ全然情報量が足りないし、それだけ知った気分になるのは少し勿体なぁと

 

 

 

何はともあれ地獄巡りも無事終了したので、温泉へ

 

今回来たのはひょうたんの湯

迷ったらここにくれば間違いないと言われていて、確かに間違いなかった

風呂の種類が多いので二回に分けて温泉を満喫 

休憩スペースも完備されていて、湯上りにダラダラまで出来て最高

温泉ってお湯に入るだけじゃなくて、湯上りにダラダラしてもう一回風呂入るか〜

ぐらいまでがワンセットで楽しいもんだと思ってる

 

お腹が空いたので

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こんな感じで販売されている温泉卵を食べて

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夜ご飯は名物のとり天定食

淡白な味わい…ボリュームが結構あった

 

ご飯食べた後にもう一回風呂に入り直して帰宅

ひょうたんの湯から最寄りまでは2kmだったので街中をお散歩

本当に至る所に温泉があるのを確認出来て良かった

途中で湯けむり展望台にも寄ってみると、丁度遠方で花火大会がやっていたらしい

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奥の方に薄っすらと花火が…スマホカメラじゃこれが限界

 

でも花火大会って1人で見てもあまり楽しくないんですねー

というか温泉に入っている時も友達と話すこともないし、湯上りにダラっとすることもなくて

温泉自体気持ち良かったけれど、友達と入る温泉と違って結構寂しさを感じてしまい、イマイチ満喫しきれなかった感が…

 

自分の精神強度的には1人旅は3日が限界で、それ以降は寂しさが勝ってしまうのか、とか考えつつ電車に乗り込んだら浴衣着たカップルがたくさん乗っててもう…

 

 

悲しみに暮れながら宿に到着

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またカプセルホテル

別府の何が凄いってこんなカプセルホテル(一泊2000円)でも24時間源泉掛け流しの温泉が付いているってこと

お湯ありすぎでしょ…

夜と朝にお風呂を頂きました

 

別府にいる間に温泉に6回入り、温泉卵を6個食していた

正直温泉卵は途中から飽きていたけど…

 

というわけで今回のまとめ

 

総移動距離

139km

https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1lusJHstL-1yGCYLJXGBOcbgj7W9HiyBZ

殆どが、下関→別府間であって別府内は温泉が凝縮されているので移動が楽!

 

今日の経費

青春18切符1日分 2370円

飲食費 2885円

地獄めぐり観覧券 2000円

交通費(バス代) 360円

ゆTシャツ 1500円

入浴料 3220円

宿泊費 2000円

総計 14335円

 

悔いはないです。

途中から寂しくなってしまったけれど、別府は本当に良いところ!

次は1人旅じゃなくて誰かと来てみたいですね

温泉もまだまだ入りたいところあったし

 

気がついたらこの旅も明日で最終日…

最後まで楽しむぞい。

 

 

青春18切符で1人旅をしよう DAY3

昨日散々歩き回ったせいか夜行バスではぐっすり寝て5.50に広島着

 

DAY1.DAY2はこちらから↓

cobaltic.hatenablog.com

cobaltic.hatenablog.com

 

今日の目標

・下関に辿り着く

最終的に下関まで辿り着いて、途中適当に観光すればいいかなって

中国地方を横断する訳だけど、事前に予定を立てる時も特に決まらなかったので今日の勢いだけで行きたいと思います

 

とりあえず広島に来たからには

厳島神社に行く⛩

お好み焼きを食べる

この2つだけは絶対に達成したい

 

という事で、宮島口まで電車で移動して

宮島行きのフェリーへ

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これJRが運行してるから青春18切符で乗れるんですねぇ

10分ぐらいで宮島に到着


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大鳥居!! 時間帯的に丁度干潮だったようで


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厳島神社

早朝だったので人が全然居らず快適


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満潮時にも来てみたかった…


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厳島神社から見る大鳥居

 

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なんとなく気に入った構図


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宮島内には鹿が生息しており、その辺をテクテクしている🦌


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橋の下とか


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その辺の地べたのうえに座ってたり

 

それはそうと宮島は牡蠣が名産っぽいけど朝早いせいでどこも開いていない!!

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牡蠣は無かったけど牡蠣カレーパンならあった

400円で牡蠣が2つ入ったカレーパンが食べられる 合うのか?って思ったけどめちゃうまでした

 

次はお好み焼きを食べるぞってことでやって来ましたのはお好み村

(http://www.okonomimura.jp/access/index.html#train)

 

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お好み村の入り口

村 といっても実態は1つのビルの中に沢山のお好み焼き屋さんが詰まっている感じ

 

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こんなに沢山のお好み焼き屋さんが!

 

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桃太郎 というお店で頂きました

これ友達とかと来てたら、シェアしつつ色んな店巡ったり出来るんでしょうね…

まあ1人だから1店舗しか行けなかったんですけど…

 

広島駅で御当地ガチャガチャをやって

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これ各地で引いて行くのいいかも

安いし、かさばらない

 

 

何はともあれ広島でやりたかったことは達成したので下関に向けて出発

 

途中で豪雨の影響で電車が使えない区間代行バスが運行されてたのでなんとか電車と代行バスを乗り継いで約6時間

下関に到着!!!

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下関といえばふぐ🐡

 

 

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ということで春帆楼茶寮のふぐ御膳(2160円)を頂いちゃいました

ふぐって初めて食べた気がする…食感がめちゃくちゃ好きだ…

 

本当は山口でも沢山観光したかったけれどもう時間も体力もないので断念…

前2日の弾丸スケジュールでなんかもう流石に体が疲れてるのが明確に分かるので今日はちょっといいところへ

 

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カプセルホテル〜 ちゃんと寝床があるだけ超高級!! 下関ステーションホテルという名前なだけあって立地もよく駅から徒歩3分ぐらい

これで3000円切ってるんですよ!?ネカフェからちょっと課金するだけでこんなクオリティーあがるんですね… ドリンクバーないのは残念だけど

ここ、大浴場もコインランドリーもあって自分が望んでたもの全てが揃ってたので最高

替えの服がもう無いのでコインランドリーに投入して、風呂入って今日はもう終了

 

DAY3のまとめ

総移動距離

559km

https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1qmbpAIm_ADfaLDMbm9r0kB9kTAOqKIJT

中国地方すっ飛ばしただけのことはあってなかなかの距離

時間と金さえあればもっと色々観光したかった〜

 

 

今日の経費

青春18切符1日分 2370円

飲食費 3663円

交通費 360円

宿泊費 2950円

ガチャガチャ 400円

その他 700円 

総計 10443円

やっぱり旅は1日最低1万円ぐらいが目安かもしれない

今日で疲れを癒して、明日は今回の旅の大本命へ

明日も楽しむぞい。

 

 

青春18切符で1人旅をしよう DAY2

おはようございます!!これを書いている現在朝10時!!!本当は7時には出発している予定だったのに

快活クラブのナイト8時間パックを完全に過ぎて12時間パックに突入しております

やっぱネカフェいったら漫画あるから寝る前に読もうとか思っちゃうんですよね。

今回読んだのはトッキュー!!

面白いからみんな暇だったら読んでみて

 

ちなみにDAY1はこちらから↓

cobaltic.hatenablog.com

 

今日の目標

・京都を満喫する!!

 

まあ俗に言うノープランなんですけど

とりあえず外に出なきゃってことで、快活クラブではなんとモーニングが無料で頂けます

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ありがとう快活クラブ

 

とりあえず金閣寺には絶対行こうと思っていたので

11時ぐらいにようやく快活クラブを出発して、円町駅

本当はバスを使えばいいんだろうけど、2kmぐらいなら歩けるかと思って炎天下の中ひたすら歩くことに(だいぶ後悔してる)

 

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道中で見つけた和風セブンイレブン

 

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30分近く歩いて遂に金閣寺に到着!!

金閣寺といえば…そう三島由紀夫です

みんなはどうか知らないけど、三島好きな人ならきっとそう

金閣寺 (新潮文庫)

金閣寺 (新潮文庫)

 

 

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勿論持参しているのでツーショット

金閣寺」を読んだせいか本物の金閣寺を見た瞬間に強烈な違和感を覚えた

「美」が屹立しているというか、金閣寺が凄く象徴的なものに思えてならなかった(「金閣寺」の中で金閣寺がそういう風に扱われていたからそれが移ったのかも)

とか何とかそれっぽいことを考えても周りに人が沢山いすぎて現実に引き戻される

自分の世界に静かに浸らせてくれぇ〜って感じだけど、1人で暇そうにしてると写真撮り係を命じられるだけなので一時撤退

 

その点昨日の神島のニワの浜は良かった

誰もいなくて心地よい静けさに包まれて、自分に沸き立つ情動に耳を傾けられた

 

その後金閣寺の裏とかに回ってみると、なんか案外ちゃっちく思えたり

むしろ池とかの方がなんか愛おしく思えたり

金閣寺を一目見たあの一瞬だけは確かに金閣寺が美の象徴となって他のものを寄せ付けないでいた

 

ふと思い出した同じく三島の作品で「美しい星」ってのがあって、その中の敵役的な人の主張として

人々が美しい星を考えるときに、海や山などを考えることはあってもその想像の中に人間というのは含まれていない 故にこの美しい星に人間が要らないということは人間自身が分かっている

みたいなのがあって(読んだの大分前だし違うかも)

ははぁ、三島は今の自分みたいな心理でアレを書いたのかもしれないなと勝手に推測してみたり

もうみんな写真をパシャパシャ撮ったらすぐ行ってしまうもんだから

もうちょっとだけ金閣寺と自分とちゃんと向き合ってあげて…

まあ楽しみ方は人それぞれですしね

多分自分も誰かと来てたら記念撮影的な楽しみ方をするでしょうし

 

なんというか観光地として大成していると、「美」に集中出来ないというか、純度が下がるというか

マナー違反の観光客だとか、訳の分からない外国語だとか、外的なモノに注意が散漫してしまって内省出来ない

とはいえ昨日の神島みたいな、大多数の人間が興味ないけど自分は好きでなおかつ「美」を兼ね備えている場は中々ないから難しい

 

まあ何はともあれ金閣寺を出てご飯へf:id:cobaltic:20180802131300j:image

抹茶ミックスソフト

本当は抹茶苦手なんだけど、なんか食べれた


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昼ごはんは冷豚しゃぶ蕎麦とかやくご飯のセット

帰りは流石にバスに課金して京都駅までGO

 

次は暑いから涼みに竹林がある嵐山方面へ

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天龍寺 名前かっこよ過ぎない??


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竹林〜 でもやっぱり人が多すぎる!

100円のレンタサイクルを借りてブラブラ

なんか知らんけど速攻で1つパンクさせてしまいました おっちゃんごめん…


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渡月橋 こういうの大好き



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この水の勢い!! 


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こんな感じのところをチャリでチリンチリンしてた


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なんか登った山頂からの景色
この下をトロッコが走るらしい


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レンタサイクルを返しにもう一回竹林へ

歩いて駅まで帰ろうとすると色んな誘惑に勝てなくなってもう
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ラムネ八つ橋!!

(これまだ食べてないってことに書きながら気がついた)

 

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焼き味噌おにぎり茶漬け〜

ひゃっこいのにすれば良かった


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スタバ的なやつ 桜みるくフローズン

zarameってお店です バイト募集中らしいです

 

と怒涛の散財をして嵯峨嵐山駅に到着

嵐山は着物の貸し出しをやっているらしく、色んな人が着物を着ていて非常に良かった 本当に良かった

一旦京都まで戻って、伏見稲荷大社

金閣寺も嵐山も修学旅行で行ったことあったけれど、伏見稲荷大社は無くてずっと行きたいと思っていたので遂に来れて本当に嬉しいです!!!

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JR稲荷駅を出たらすぐに鳥居ドォーーン!って感じで圧倒される


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この千本鳥居に呑み込まれていく感やばくないですか??


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夕暮れ時の伏見稲荷大社本殿

ちなみにここ24時間いつでも参拝可能なそうで

夜とかめちゃくちゃ怖いらしいので、肝が座ってて狐に化かされたい方は是非どうぞ

 

 

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近くにあったガチャガチャで白狐ちゃんゲット🦊

 

またまた京都駅まで戻る
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ライトアップされた京都タワー

ここの地下に飯屋も風呂屋もあるって知ってそりゃもう行くしかないでしょう


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牛焼肉弁当と五種串盛り

串盛りは左から美味い肉、美味い肉、美味い肉、美味い肉、美味い野菜 もう名前とかなんだっていいよ

本当は京都らしく精進料理でも食べようかなぁと思ってたけど、肉には勝てなかったよ

美味しくお肉頬張って幸せに包まれていたら、隣にカップルが座ってきて急に悲しくなった

周りもみんな誰かとご飯を食べていて、1人で食ってるのなんて数えるほど

1人旅は基本的に楽しいけど、周りが集団ばっかりだと流石に寂しさが勝る…

お肉をそそくさと食べてお風呂へ🛁

 

サウナも露天風呂もない本当にただのデカイ風呂が1つあるだけだったけど、やっぱり風呂はいいすね

昨日の快活クラブでのシャワー後と全然スッキリさが違う

風呂上がりはまったりしてバスの集合場所に行って、wiier expressに乗ってDAY2は終了!!

本当は夜行バスのルートもせっかくだから電車で行きたかったけど、このあいだの豪雨の影響だかで無理そうなので断念…

まあ寝床も確保出来て、移動もできるから結果オーライ

 

DAY2のまとめ

総移動距離

43km

https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1Mtgz5a8ruWERzW2W5W2yM_Mv7ES13xU7

昨日に比べたら全然少ないけど、小さなエリアを徒歩で歩き回ったりしてたので本当に疲れた…

 

今日の経費

青春18切符1日分 2370円

バス代チャリ代 300円

飲食費 5320円

夜行バス代 4600円

風呂代 850円 

その他諸々 700円

総計 14140円

 

飲食費がめちゃくちゃ響いている…

まあでも美味しいものを食べれたし良しとしましょう

今日は歩き回って疲れたので、明日は電車移動の比重を多めで行きたい

明日も楽しむぞい。

 

 

青春18切符で1人旅をしよう DAY1

1人旅をしたいとは思っていたものの、時間がなくてずっと出来ておらず…

でももう夏休みなんだし行くしかないじゃない!!

というわけで行っちゃいます。青春18切符五日分を1人で一気に使い切る贅沢(?)な旅を

要するに丸5日間1人旅

親に言ったらドン引きされたんですけどね…

 

 

とりあえず今日の目標

・神島にいく

・京都まで辿り着く

なんていうゆるっゆるっの目標を元に予定を立てて行きました

まあどうせ1人だし、無理そうなら適当に変えればいいやって考えで

 

以下時系列順に今日の旅路の紹介

 

 

青春18キッパー御用達のムーンライトながらの指定席券も無事手に入れることが出来たので大垣までひとっ飛び

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ムーンライトながらに乗れるとめちゃくちゃ旅の幅が広がるので是非知っておくべき

(https://seisyun.tabiris.com/urawaza01.html)

運悪く同じ車両にサッカー少年が沢山いて、うるさくてなかなか寝付けず…

それでも一応大垣に辿り着いて、乗り換え案内に従っていくとJRではなくて伊勢鉄道に乗ってしまいお金を取られることに

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でも車窓からの景色がめちゃくちゃキレイだった!!

710円かかってるからね!!!

 

その後も懲りることなく、もう一度私鉄に乗ってしまい追加で金を取られつつも、東京から考えたらはるばる10時間かけて三重県鳥羽マリンターミナルに辿り着き

730円のチケット(鳥羽→神島)を購入してフェリーに乗って神島へ

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フェリーではずっとテラスから景色を見ていて、勿論遠くの島とか見るのも好きなんだけど舳先によって海から幾重もの飛沫が切り出されては、泡沫と化してまた海へと還っていく流れ

はなんかずっと見ていられる気すらした

フェリーが神島に着く頃には、髪が塩気を吸ったのかじっとりと重くなり潮の香りが漂い始め

遂に来たんだ…という静かな思いが昂ぶっていっていくのを感じていた

 

まあそもそもなんで神島なんていうマイナーな島にやってきたかというと、神島は三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台となった島なのです(作中では歌島という名前で使われている)

 

潮騒 (新潮文庫)

潮騒 (新潮文庫)

 

 

というわけで、あえて実際の島の様子とか下調べはせずに道中の電車ではずっと「潮騒」を読んで頭の中で歌島(神島)のイメージを固めることに徹した上で上陸!

 

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フェリーに乗ってた方で同じく聖地巡礼(?)で来たという方がいたので記念に撮ってもらい、しばし三島トークを展開

こういう自分しか興味ないような所にも足を伸ばせるのが一人旅の醍醐味ですよね

 

潮騒」はある意味三島らしくない作品で、爽やかな青春作品となっております。正直最初に読んだときは え?これ三島作品?ってなったぐらいには爽やかで、だからこそそれ故にに大衆ウケして本人の意に反して大ヒットしたという曰く付きの作品

三島に「潮騒」という作品を書かせた神島がどんなものなのかそれを確かめに来ました

とりあえず三島読んでみたーーい!って人には「潮騒」から入ることをオススメしておきます。

 

話を神島に戻すと神島の方も「潮騒」を読んできた って人向けにちゃんと観光案内があるので安心、その気になれば1周2時間かからないような小さな島なので弾丸ツアーにも組み込めるのです

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これに従ってとりあえず八代神社へ⛩

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途中の階段からの景色


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200段あまりを乗り越えてたどり着いた八代神社

登り終えた頃には汗ダクダク

作中の新治くんはこの階段を余裕でスイスイ登るらしい 海の男は強いぜ

そこから更に燈台を目指してまた坂を登る


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途中の綺麗な景色


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燈台 もう使われていないらしい

 

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更に奥にある監的哨を目指してこんな感じの道をひたすら突き進む


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監的哨!ここがあの!!!ってなったけど小説読んでないとただのボロいコンクリート建でしかない


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屋上からの景色は大パノラマ

Tシャツ脱いで少し乾かした(若干の小説再現)


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こういう岩場なんかすごい好き


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神島小中学校 比較的綺麗

生徒は毎日ここまで歩いて通っているんだろうか…


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ニワの浜からの景色

鷹が飛んでいるところを収めたかったけど、スマホカメラでは限界だった 

こういう時良いカメラが本当に欲しくなる

 

ここの場所が今回一番気に入って、展望小屋の中で潮風浴びて涼みながらひたすらボーッとしてた  

この情景を文字でどう切り出したもんかな…と思って色々考えていたんだけれど、「潮騒」で完璧に描かれていたもんだから

自分の拙い文なんか一瞬で吹き飛んでしまった

 

“午後になると燈台のあたりは、没する日が東山に遮られて、翳った。明るい海の空に、鳶が舞っている。鳶は天の高みで、両翼をためすようにかわるがわるしらなせて、さて下降に移るかと思うと移らずに、急に空中であとずさりをして、帆翔に移ったりした。"(p7)

 

流石の一言。いつかこういう文が書けるようになってみたいもんですよ

 

鷹が潮風にのって悠然と飛んでいる姿を見ると、空を飛ぶっていうのは本当に気持ちいいことなんだろうなと素直に思って、色々な思いがこみ上げてきた

 

しばらく経ってまた歩いていくといつのまにか島を一周していて、帰りの船が来るまではまだまだ時間があったので待合室で「潮騒」を読み直していると、この島と人とをを表すこの上ない美文が。

 

"若者は彼をとりまくこの豊饒な自然と、彼自身との無上の調和を感じた。彼の深く吸う息は、自然をつくりなす目に見えぬものの一部が、若者の体の深みにまで滲み入るように思われ、彼の聴く潮騒は、海の巨きな潮の流れが、彼の体内の若々しい血潮の流れと調べを合わせているように思われた。新治は日々の生活に、別に音楽を必要としなかったが、自然がそのまま音楽の必要を充たしていたからに相違ない。"(p46)

 

確かに鷹と波とを眺めている時にそこに「自分」はいなかった

雄大な海を前にして自分の存在なんてちっぽけなものは捨象されて、ただただ自然を眺めているだけだった

これを無上の調和と言うのかもしれない

 

そういえば「潮騒」を久し振りに読み直したら思ってたよりも島の直接的な情景描写は決して多くないんですよ

むしろ島に住む人の生活だったり、性格から島の様子を浮かび上がらせている

で、確かに神島に行って、ここが歌島なんだ

三島はこの神島を歌島として書き上げたんだ という確かな感覚を得られた

どういったところがと言われると、小説全体から得る印象だから何処か一部分だけくり抜いて説明するのは難しいけれど(引用しておきながらなんですが)

 

 

またフェリーで鳥羽マリンターミナルまで戻ってきて、京都まで行こうと思ってたのに一本逃したり遅延したりで着いたのは22.30過ぎ…

出来ることなら早くたどり着いて夕暮れの伏見稲荷観光をしたかったがそんな時間ではなかったので今日のお宿の快活クラブへ直行

 

飯屋もなんかほとんど閉まっていたので、悲しみにくれながらみんな大好き松屋に行きました

 

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明日こそは美味しいご飯が食べられると信じて

いや松屋も美味しかったけど…

 

 

 

1日目のまとめ!!

 

総移動距離

627km!!

(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1I5ZudmGqasLwiXffJXbagGUS7Rd0XJcY)

 

今日の経費

青春18切符1日分 2370円

フェリー往復 1460円

私鉄交通費 1040円

飲食費 2000円

宿泊費 2063円

総計 8933円

 

うーん 思ってたよりもかかってしまった

青春18切符の分は事前に払ってるからいいとしても、私鉄交通費は本当にもったいなかった

まあとにかく明日も楽しむぞい。