徒然日記

徒然なるままに書いていきます 固めのものからゆるい日常まで書きたいものを

青春18切符で1人旅をしよう DAY5

早いものでこの旅も最終日

今までの旅路↓

 

青春18切符で1人旅をしよう DAY1 - 徒然日記

青春18切符で1人旅をしよう DAY2 - 徒然日記

青春18切符で1人旅をしよう DAY3 - 徒然日記

青春18切符で1人旅をしよう DAY4 - 徒然日記

 

 

今日の目標

・博多とんこつラーメンを食べる🍜

 

博多といえばこれ、バリカタで頂きたい

朝カプセルホテルの天然温泉に入って、7時に出発

博多を目指して電車に揺られること4時間

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博多駅に到着

 

なぜ博多に来たかというと生徒として高校3年間、バイトとして大学2年間お世話になった塾の先生とご飯を食べるため

その待ち合わせ場所に向かっている最中にバッグのファスナーが外れておっぴろげ状態に

普段の生活も海外バックパック旅行も全てこいつでやってきたので非常に悲しい…

逆によくぞ今まで耐えてきてくれた🙏

そんな事を考えつつ100均で応急処置を

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うーん 限界過ぎる

トートバッグに荷物の殆どを移し替えてバッグは手で持つことに

先生と合流して博多駅構内のレストランコーナーをぶらぶら

美味しいお寿司を食べさせて頂きました

本当に教養深い人でどんな話題を振ってもいい話が返ってくる

どれも単なる知識では無くて体験に基づいている

多分色んな物事を楽しめる視座を持っていて、気になったらすぐ行動に移せる人なんだろうなぁと

いつか対等に話し合えるような人間になりたいです…

 

正直先生とご飯食べることしか考えてなくて、観光は何も決めていなかった

先生が観光なら太宰府天満宮行けばいいんじゃない?と言うので博多駅から直通バスでGO

 

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歩いている途中にあったなんか名物らしいスタバ

 

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太宰府天満宮に到着

 

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少し歩いたら本宮が

太宰府天満宮は学問の神様である菅原道真を祀っている場所

今期のGPAが4.0になるようにお願いしておいたので、安心です

 

次はどこ行こうかな〜と思って調べていたら

「ラーメンスタジアム」なるものがあるとのこと

博多駅に戻って、博多駅から徒歩10分で

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ラーメンスタジアム!!

 

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頂いたのは長浜ナンバーワンの長浜ラーメン

硬さはもちろんバリカタ

求めていたラーメンがここにあった…

 

そこから福岡駅にまた徒歩で帰る

そもそも福岡駅デカイ!!!

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そういえば福岡市と言えば、攻殻機動隊で新首都の設定になっていた

実際来た感想としては、とにかくインフラ整備が凄い

福岡駅のバスターミナルから主要部へはガンガンバスが出てるし何より空港が近い✈️

博多駅から空港までも電車で5分だし、海外もアジア最大級と名高い韓国のハブ空港の仁川(インチョン)空港がすぐ近くにある

コンパクトシティーとして申し分なし

 

その上市長が若い人で「スタートアップ都市」を推進していて成果も出ている

(https://japan.cnet.com/article/35098876/)

福岡は日本のシリコンバレー…メンタイバレーだ!なんていうキャッチフレーズをどこかで聞いたのが印象に残っている

(https://president.jp/articles/-/25332)

 

まだまだ課題はあるだろうけど、これを書くにあたって改めて色々調べてみたら

バリ凄いぞ福岡!頑張れメンタイバレー!!

 

 

実際に町をブラブラしてると8月の日曜ということで花火大会でもあるのか、浴衣を着た方が多かった

そもそも博多美人なんて言う言葉があるだけの事はあって、美人が多い!

博多弁も可愛いし

そして今日で青春18切符を使い切ってしまうので、これ以上移動できません

博多に永住しようと思います。

今までありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という訳にも行かないので、別府から博多間の電車で色々帰る方法を模索していました

調べた感じ夜行バスが1.5万、飛行機が1.7万といった感じで大差ない

だったら飛行機やーんと思って予約した直後にもう一回夜行バスのページを見たら直前割で格安になってました

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なんなん 運がなさすぎる

とはいえ飛行機も予約した以上キャンセル料取られるし、16時間もギッチギチの夜行バスは嫌だ

なにより早く家の布団で寝たい

ということで飛行機のままでいくことに

 

ラーメンスタジアムを出てから、福岡駅に戻って電車で5分

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福岡空港に到着!
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運良く着陸する飛行機を撮れた図

見送り場で1時間ぐらい飛行機が行ったり来たりするのを眺めていた

ちょっと割高だけど飛行機にしてよかった〜

その後自分へのお土産に博多明太子を買って搭乗手続き場へ

 

搭乗手続きをしようとしたら、手荷物は1つだけと言われたので

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この凄いアホっぽい方法でクリア

周りの目が痛い…

 

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出発ターミナルないに一蘭が…行きたかったけどお金と時間の都合で断念

 

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今回乗る事となったSKYちゃん

 

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出発3時間前ぐらいに座席指定したのに、非常口座席のせいか人気のない翼根部窓際座席をゲット

 

飛行機の浮き上がる瞬間、Gを感じるのが凄い好き

一回戦闘機に乗ってバカみたいなGかけられてブラックアウトしてみたい

なんて考えてたら福岡市内の夜景が…

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スマホカメラじゃこれが限界なんだ

博多駅から電車で5分という立地故の景色…

本当に飛行機に乗ってよかった

是非とも皆にもこの景色を生で見て欲しい

意識していなかったこともあって、文字通り息を呑んだ

多少遅延しつつも無事羽田に到着

しかし観光しながらとはいえ鈍行で5日かけた道なりも飛行機だったら1時間ちょっと…

文明の利器は素晴らしい!ちょっと複雑だけど

 

本日のまとめ!

総移動距離

210km

https://www.google.com/maps/d/edit?mid=195Rn1-NJMjPdmxcpQhmrw7RSpA10SYAt

飛行機も入れたらどうなるんでしょ

 

今日の経費

青春18切符1日分 2370円

食費 860円

お土産代(明太子) 1080円

交通費 1070円

飛行機代 17790円

総計 23170円

ほとんどが飛行機代 もっと事前に予約してたら安くなってたかも??

でもまあ自由気ままな旅ですし

 

何はともあれ無事終えられてよかったです!!

最高の旅だった

青春18切符で1人旅をしよう DAY4

みなさん温泉は好きですか?

好きですよね 

というわけで本日やってきたのは、おんせん県おおいた♨️

今回の旅で一番楽しみにしていたと過言ではない

何を隠そう高校生の頃から温泉が大好きで、温泉ブラザーズと呼ばれていた友達と部活帰りに自転車で温泉に行ったりしていたわけですよ

 

で、ある日ネット記事読んでたら温泉神ことヨッピーが「別府に行ったことない奴が温泉好きを名乗るなーーーー!!!」なんて言うもんだから、これは行くしかない

travel.spot-app.jp

 

どうせなら各地を巡りつつ青春18切符で行ったろう ということで今回の旅が企画された訳です

DAY1〜DAY3はこちらから↓

青春18切符で1人旅をしよう DAY1 - 徒然日記

青春18切符で1人旅をしよう DAY2 - 徒然日記

青春18切符で1人旅をしよう DAY3 - 徒然日記

 

今日の目標

・温泉満喫♨️

・地獄めぐりをする

 

 

 

朝6時に昨日宿泊したカプセルホテルを出発して鈍行列車で揺られること3時間

 

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別府駅に到着!

駅のアナウンスが「べっぷ〜〜〜↑」ってが個人的にツボ

温泉に入って脱力している人みたい

 

まず向かうのは別府海浜砂湯f:id:cobaltic:20180804104231j:image

海の目の前!!

 

ここでやるのはその名の通り砂湯です
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入浴方法はこんな感じ

混みやすいらしいけど、朝一で行ったおかげで待ち時間0でした

浴衣を着て砂湯に行くと、砂掛けの方がクワ的なやつを使ってザクザク砂をかけてくれます


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砂に包まれて重みと体が内側から温まるのを感じる…蝉の鳴き声と薄っすらと聞こえる潮騒の音が心地よい

ちなみにスマホを持って行くと砂掛けの方が写真を何枚か撮ってくれます

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すっごい見えにくいけど真ん中に寝転んでいる

 

ちなみにここ最寄り駅は別府大学駅なんですけど、別府大学の人は「今日1日頑張ったし砂湯行こうぜ!!」みたいなことやってるんですかね

最高かよ〜

 

次は地獄めぐりへ

別府には海地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄

という名前を冠する温泉を巡るツアーがあります(温泉といっても熱すぎるので大体入ることはできない)

それが地獄めぐり

 

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別府駅からバスで10分ほどで到着


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各地獄で400円の観覧料がかかりますが、2000円で全箇所の共通観覧券が買えます

キャッチフレーズがカッコよすぎる

 

まずは鬼石坊主地獄

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写真だと分かりにくいけど、泥がゴッポゴッポ吹き上げてきている

まさしく地獄

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色んな所で絶えず吹き上げている

この泥が吹き上げる様子 ずっと見ていられる

 

次は海地獄へ

山の中なのに海なのはこれいかにという感じだけれど
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綺麗なコバルトブルー色の温泉!


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なんかを茹でているっぽい


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展望スポットからの写真

 

次はかまど地獄へ
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鬼がモチーフのようで至る所にいる


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これ飲もうとしたんだけど80℃もあるもんだから、1人でダチョウ倶楽部のおでんコントみたいになってすごい恥ずかしかった

飲める人はいるんだろうか

 

ここはガイド的な人が常にグルグルしているので、説明がちゃんと聴けるのがありがたい

 

 

続きましては鬼山地獄へ
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源泉自体は普通だけど、別名「ワニ地獄」🐊

ワニを70頭近く飼育していて、丁度子供ワニが産まれたばかりらしい

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これ全部子ワニ 全く動かない

なんでこんなに重なるんだ


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このぐらいなら可愛い〜って思えたけど


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大人サイズは流石に怖い

時間が合えば餌やり体験会みたいのもあるらしい

 

お次は白池地獄へ

ここは熱帯魚を飼っているようf:id:cobaltic:20180804145539j:image

こんな感じで ピラニアとかもいた


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肝心の源泉は藻の影響で薄緑色になってしまってるらしい

普段は綺麗な乳白色らしいが、自然ゆえにやむなし

 

 

ちなみに今紹介した5箇所の地獄はそれぞれ歩いて2.3分ぐらいで行ける程近い!


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お腹が空いたので一旦ご飯へ

大分県名物のだんご汁

 

さっき温泉には入れないと言ったけれど、唯一鬼石坊主地獄には鬼石の湯 という温泉が併設されているので、地獄めぐりの汗を流しに温泉へ

温泉で泥が吹き上げていることを期待したんだけど、流石にそんなことはなかった

でもいい湯でした♨️
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お風呂上がりは名物の地獄蒸しプリンと温泉卵

お風呂上がりにまったりしている時間ほんとうに幸せを感じる

 

残り2地獄は少し離れているのでバスに乗っていく

地獄と言えばここ!!血の池地獄f:id:cobaltic:20180804145649j:image

もう見るからに地獄って感じですね

 


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鬼灯と冷徹の聖地巡礼(?)

ここは併設されている売店が非常に充実していて


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思わず一目惚れして買ってしまった「ゆ」Tシャツ

この脱力感がたまらない

これから温泉行くときはこれを着て行きたいと思います


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最後に来たのは龍巻地獄

ここは所謂間欠泉のスポット

世界には間欠泉が色々あるけど、ここは休息時間が40〜50分しか無いのが魅力とのこと

待つこと30分ほどで吹き上がって来て

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上の石囲いがないと30mまで吹き上げるらしい

そっちの方が見て見たかった気もするけど…

地獄の中でも一番熱いらしく、離れていても熱気が伝わってくる

 

 

地獄巡りをしていて思ったのが、やはり何事も体感してみないと分からない

地獄の湯の様子とか何となく写真で知っていたけれど、実際に行くと全然感じ方が違う

好きな角度から見て、お湯が噴き出す音を聞いて、温泉の匂いを嗅いで、現地の美味いもの味わって、お湯を肌で楽しむ

文字通り五感全部使って楽しんでようやく観光したって言えるんじゃないかと

観光パンフの写真だけじゃ全然情報量が足りないし、それだけ知った気分になるのは少し勿体なぁと

 

 

 

何はともあれ地獄巡りも無事終了したので、温泉へ

 

今回来たのはひょうたんの湯

迷ったらここにくれば間違いないと言われていて、確かに間違いなかった

風呂の種類が多いので二回に分けて温泉を満喫 

休憩スペースも完備されていて、湯上りにダラダラまで出来て最高

温泉ってお湯に入るだけじゃなくて、湯上りにダラダラしてもう一回風呂入るか〜

ぐらいまでがワンセットで楽しいもんだと思ってる

 

お腹が空いたので

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こんな感じで販売されている温泉卵を食べて

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夜ご飯は名物のとり天定食

淡白な味わい…ボリュームが結構あった

 

ご飯食べた後にもう一回風呂に入り直して帰宅

ひょうたんの湯から最寄りまでは2kmだったので街中をお散歩

本当に至る所に温泉があるのを確認出来て良かった

途中で湯けむり展望台にも寄ってみると、丁度遠方で花火大会がやっていたらしい

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奥の方に薄っすらと花火が…スマホカメラじゃこれが限界

 

でも花火大会って1人で見てもあまり楽しくないんですねー

というか温泉に入っている時も友達と話すこともないし、湯上りにダラっとすることもなくて

温泉自体気持ち良かったけれど、友達と入る温泉と違って結構寂しさを感じてしまい、イマイチ満喫しきれなかった感が…

 

自分の精神強度的には1人旅は3日が限界で、それ以降は寂しさが勝ってしまうのか、とか考えつつ電車に乗り込んだら浴衣着たカップルがたくさん乗っててもう…

 

 

悲しみに暮れながら宿に到着

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またカプセルホテル

別府の何が凄いってこんなカプセルホテル(一泊2000円)でも24時間源泉掛け流しの温泉が付いているってこと

お湯ありすぎでしょ…

夜と朝にお風呂を頂きました

 

別府にいる間に温泉に6回入り、温泉卵を6個食していた

正直温泉卵は途中から飽きていたけど…

 

というわけで今回のまとめ

 

総移動距離

139km

https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1lusJHstL-1yGCYLJXGBOcbgj7W9HiyBZ

殆どが、下関→別府間であって別府内は温泉が凝縮されているので移動が楽!

 

今日の経費

青春18切符1日分 2370円

飲食費 2885円

地獄めぐり観覧券 2000円

交通費(バス代) 360円

ゆTシャツ 1500円

入浴料 3220円

宿泊費 2000円

総計 14335円

 

悔いはないです。

途中から寂しくなってしまったけれど、別府は本当に良いところ!

次は1人旅じゃなくて誰かと来てみたいですね

温泉もまだまだ入りたいところあったし

 

気がついたらこの旅も明日で最終日…

最後まで楽しむぞい。

 

 

青春18切符で1人旅をしよう DAY3

昨日散々歩き回ったせいか夜行バスではぐっすり寝て5.50に広島着

 

DAY1.DAY2はこちらから↓

cobaltic.hatenablog.com

cobaltic.hatenablog.com

 

今日の目標

・下関に辿り着く

最終的に下関まで辿り着いて、途中適当に観光すればいいかなって

中国地方を横断する訳だけど、事前に予定を立てる時も特に決まらなかったので今日の勢いだけで行きたいと思います

 

とりあえず広島に来たからには

厳島神社に行く⛩

お好み焼きを食べる

この2つだけは絶対に達成したい

 

という事で、宮島口まで電車で移動して

宮島行きのフェリーへ

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これJRが運行してるから青春18切符で乗れるんですねぇ

10分ぐらいで宮島に到着


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大鳥居!! 時間帯的に丁度干潮だったようで


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厳島神社

早朝だったので人が全然居らず快適


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満潮時にも来てみたかった…


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厳島神社から見る大鳥居

 

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なんとなく気に入った構図


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宮島内には鹿が生息しており、その辺をテクテクしている🦌


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橋の下とか


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その辺の地べたのうえに座ってたり

 

それはそうと宮島は牡蠣が名産っぽいけど朝早いせいでどこも開いていない!!

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牡蠣は無かったけど牡蠣カレーパンならあった

400円で牡蠣が2つ入ったカレーパンが食べられる 合うのか?って思ったけどめちゃうまでした

 

次はお好み焼きを食べるぞってことでやって来ましたのはお好み村

(http://www.okonomimura.jp/access/index.html#train)

 

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お好み村の入り口

村 といっても実態は1つのビルの中に沢山のお好み焼き屋さんが詰まっている感じ

 

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こんなに沢山のお好み焼き屋さんが!

 

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桃太郎 というお店で頂きました

これ友達とかと来てたら、シェアしつつ色んな店巡ったり出来るんでしょうね…

まあ1人だから1店舗しか行けなかったんですけど…

 

広島駅で御当地ガチャガチャをやって

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これ各地で引いて行くのいいかも

安いし、かさばらない

 

 

何はともあれ広島でやりたかったことは達成したので下関に向けて出発

 

途中で豪雨の影響で電車が使えない区間代行バスが運行されてたのでなんとか電車と代行バスを乗り継いで約6時間

下関に到着!!!

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下関といえばふぐ🐡

 

 

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ということで春帆楼茶寮のふぐ御膳(2160円)を頂いちゃいました

ふぐって初めて食べた気がする…食感がめちゃくちゃ好きだ…

 

本当は山口でも沢山観光したかったけれどもう時間も体力もないので断念…

前2日の弾丸スケジュールでなんかもう流石に体が疲れてるのが明確に分かるので今日はちょっといいところへ

 

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カプセルホテル〜 ちゃんと寝床があるだけ超高級!! 下関ステーションホテルという名前なだけあって立地もよく駅から徒歩3分ぐらい

これで3000円切ってるんですよ!?ネカフェからちょっと課金するだけでこんなクオリティーあがるんですね… ドリンクバーないのは残念だけど

ここ、大浴場もコインランドリーもあって自分が望んでたもの全てが揃ってたので最高

替えの服がもう無いのでコインランドリーに投入して、風呂入って今日はもう終了

 

DAY3のまとめ

総移動距離

559km

https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1qmbpAIm_ADfaLDMbm9r0kB9kTAOqKIJT

中国地方すっ飛ばしただけのことはあってなかなかの距離

時間と金さえあればもっと色々観光したかった〜

 

 

今日の経費

青春18切符1日分 2370円

飲食費 3663円

交通費 360円

宿泊費 2950円

ガチャガチャ 400円

その他 700円 

総計 10443円

やっぱり旅は1日最低1万円ぐらいが目安かもしれない

今日で疲れを癒して、明日は今回の旅の大本命へ

明日も楽しむぞい。

 

 

青春18切符で1人旅をしよう DAY2

おはようございます!!これを書いている現在朝10時!!!本当は7時には出発している予定だったのに

快活クラブのナイト8時間パックを完全に過ぎて12時間パックに突入しております

やっぱネカフェいったら漫画あるから寝る前に読もうとか思っちゃうんですよね。

今回読んだのはトッキュー!!

面白いからみんな暇だったら読んでみて

 

ちなみにDAY1はこちらから↓

cobaltic.hatenablog.com

 

今日の目標

・京都を満喫する!!

 

まあ俗に言うノープランなんですけど

とりあえず外に出なきゃってことで、快活クラブではなんとモーニングが無料で頂けます

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ありがとう快活クラブ

 

とりあえず金閣寺には絶対行こうと思っていたので

11時ぐらいにようやく快活クラブを出発して、円町駅

本当はバスを使えばいいんだろうけど、2kmぐらいなら歩けるかと思って炎天下の中ひたすら歩くことに(だいぶ後悔してる)

 

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道中で見つけた和風セブンイレブン

 

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30分近く歩いて遂に金閣寺に到着!!

金閣寺といえば…そう三島由紀夫です

みんなはどうか知らないけど、三島好きな人ならきっとそう

金閣寺 (新潮文庫)

金閣寺 (新潮文庫)

 

 

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勿論持参しているのでツーショット

金閣寺」を読んだせいか本物の金閣寺を見た瞬間に強烈な違和感を覚えた

「美」が屹立しているというか、金閣寺が凄く象徴的なものに思えてならなかった(「金閣寺」の中で金閣寺がそういう風に扱われていたからそれが移ったのかも)

とか何とかそれっぽいことを考えても周りに人が沢山いすぎて現実に引き戻される

自分の世界に静かに浸らせてくれぇ〜って感じだけど、1人で暇そうにしてると写真撮り係を命じられるだけなので一時撤退

 

その点昨日の神島のニワの浜は良かった

誰もいなくて心地よい静けさに包まれて、自分に沸き立つ情動に耳を傾けられた

 

その後金閣寺の裏とかに回ってみると、なんか案外ちゃっちく思えたり

むしろ池とかの方がなんか愛おしく思えたり

金閣寺を一目見たあの一瞬だけは確かに金閣寺が美の象徴となって他のものを寄せ付けないでいた

 

ふと思い出した同じく三島の作品で「美しい星」ってのがあって、その中の敵役的な人の主張として

人々が美しい星を考えるときに、海や山などを考えることはあってもその想像の中に人間というのは含まれていない 故にこの美しい星に人間が要らないということは人間自身が分かっている

みたいなのがあって(読んだの大分前だし違うかも)

ははぁ、三島は今の自分みたいな心理でアレを書いたのかもしれないなと勝手に推測してみたり

もうみんな写真をパシャパシャ撮ったらすぐ行ってしまうもんだから

もうちょっとだけ金閣寺と自分とちゃんと向き合ってあげて…

まあ楽しみ方は人それぞれですしね

多分自分も誰かと来てたら記念撮影的な楽しみ方をするでしょうし

 

なんというか観光地として大成していると、「美」に集中出来ないというか、純度が下がるというか

マナー違反の観光客だとか、訳の分からない外国語だとか、外的なモノに注意が散漫してしまって内省出来ない

とはいえ昨日の神島みたいな、大多数の人間が興味ないけど自分は好きでなおかつ「美」を兼ね備えている場は中々ないから難しい

 

まあ何はともあれ金閣寺を出てご飯へf:id:cobaltic:20180802131300j:image

抹茶ミックスソフト

本当は抹茶苦手なんだけど、なんか食べれた


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昼ごはんは冷豚しゃぶ蕎麦とかやくご飯のセット

帰りは流石にバスに課金して京都駅までGO

 

次は暑いから涼みに竹林がある嵐山方面へ

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天龍寺 名前かっこよ過ぎない??


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竹林〜 でもやっぱり人が多すぎる!

100円のレンタサイクルを借りてブラブラ

なんか知らんけど速攻で1つパンクさせてしまいました おっちゃんごめん…


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渡月橋 こういうの大好き



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この水の勢い!! 


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こんな感じのところをチャリでチリンチリンしてた


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なんか登った山頂からの景色
この下をトロッコが走るらしい


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レンタサイクルを返しにもう一回竹林へ

歩いて駅まで帰ろうとすると色んな誘惑に勝てなくなってもう
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ラムネ八つ橋!!

(これまだ食べてないってことに書きながら気がついた)

 

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焼き味噌おにぎり茶漬け〜

ひゃっこいのにすれば良かった


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スタバ的なやつ 桜みるくフローズン

zarameってお店です バイト募集中らしいです

 

と怒涛の散財をして嵯峨嵐山駅に到着

嵐山は着物の貸し出しをやっているらしく、色んな人が着物を着ていて非常に良かった 本当に良かった

一旦京都まで戻って、伏見稲荷大社

金閣寺も嵐山も修学旅行で行ったことあったけれど、伏見稲荷大社は無くてずっと行きたいと思っていたので遂に来れて本当に嬉しいです!!!

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JR稲荷駅を出たらすぐに鳥居ドォーーン!って感じで圧倒される


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この千本鳥居に呑み込まれていく感やばくないですか??


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夕暮れ時の伏見稲荷大社本殿

ちなみにここ24時間いつでも参拝可能なそうで

夜とかめちゃくちゃ怖いらしいので、肝が座ってて狐に化かされたい方は是非どうぞ

 

 

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近くにあったガチャガチャで白狐ちゃんゲット🦊

 

またまた京都駅まで戻る
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ライトアップされた京都タワー

ここの地下に飯屋も風呂屋もあるって知ってそりゃもう行くしかないでしょう


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牛焼肉弁当と五種串盛り

串盛りは左から美味い肉、美味い肉、美味い肉、美味い肉、美味い野菜 もう名前とかなんだっていいよ

本当は京都らしく精進料理でも食べようかなぁと思ってたけど、肉には勝てなかったよ

美味しくお肉頬張って幸せに包まれていたら、隣にカップルが座ってきて急に悲しくなった

周りもみんな誰かとご飯を食べていて、1人で食ってるのなんて数えるほど

1人旅は基本的に楽しいけど、周りが集団ばっかりだと流石に寂しさが勝る…

お肉をそそくさと食べてお風呂へ🛁

 

サウナも露天風呂もない本当にただのデカイ風呂が1つあるだけだったけど、やっぱり風呂はいいすね

昨日の快活クラブでのシャワー後と全然スッキリさが違う

風呂上がりはまったりしてバスの集合場所に行って、wiier expressに乗ってDAY2は終了!!

本当は夜行バスのルートもせっかくだから電車で行きたかったけど、このあいだの豪雨の影響だかで無理そうなので断念…

まあ寝床も確保出来て、移動もできるから結果オーライ

 

DAY2のまとめ

総移動距離

43km

https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1Mtgz5a8ruWERzW2W5W2yM_Mv7ES13xU7

昨日に比べたら全然少ないけど、小さなエリアを徒歩で歩き回ったりしてたので本当に疲れた…

 

今日の経費

青春18切符1日分 2370円

バス代チャリ代 300円

飲食費 5320円

夜行バス代 4600円

風呂代 850円 

その他諸々 700円

総計 14140円

 

飲食費がめちゃくちゃ響いている…

まあでも美味しいものを食べれたし良しとしましょう

今日は歩き回って疲れたので、明日は電車移動の比重を多めで行きたい

明日も楽しむぞい。

 

 

青春18切符で1人旅をしよう DAY1

1人旅をしたいとは思っていたものの、時間がなくてずっと出来ておらず…

でももう夏休みなんだし行くしかないじゃない!!

というわけで行っちゃいます。青春18切符五日分を1人で一気に使い切る贅沢(?)な旅を

要するに丸5日間1人旅

親に言ったらドン引きされたんですけどね…

 

 

とりあえず今日の目標

・神島にいく

・京都まで辿り着く

なんていうゆるっゆるっの目標を元に予定を立てて行きました

まあどうせ1人だし、無理そうなら適当に変えればいいやって考えで

 

以下時系列順に今日の旅路の紹介

 

 

青春18キッパー御用達のムーンライトながらの指定席券も無事手に入れることが出来たので大垣までひとっ飛び

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ムーンライトながらに乗れるとめちゃくちゃ旅の幅が広がるので是非知っておくべき

(https://seisyun.tabiris.com/urawaza01.html)

運悪く同じ車両にサッカー少年が沢山いて、うるさくてなかなか寝付けず…

それでも一応大垣に辿り着いて、乗り換え案内に従っていくとJRではなくて伊勢鉄道に乗ってしまいお金を取られることに

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でも車窓からの景色がめちゃくちゃキレイだった!!

710円かかってるからね!!!

 

その後も懲りることなく、もう一度私鉄に乗ってしまい追加で金を取られつつも、東京から考えたらはるばる10時間かけて三重県鳥羽マリンターミナルに辿り着き

730円のチケット(鳥羽→神島)を購入してフェリーに乗って神島へ

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フェリーではずっとテラスから景色を見ていて、勿論遠くの島とか見るのも好きなんだけど舳先によって海から幾重もの飛沫が切り出されては、泡沫と化してまた海へと還っていく流れ

はなんかずっと見ていられる気すらした

フェリーが神島に着く頃には、髪が塩気を吸ったのかじっとりと重くなり潮の香りが漂い始め

遂に来たんだ…という静かな思いが昂ぶっていっていくのを感じていた

 

まあそもそもなんで神島なんていうマイナーな島にやってきたかというと、神島は三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台となった島なのです(作中では歌島という名前で使われている)

 

潮騒 (新潮文庫)

潮騒 (新潮文庫)

 

 

というわけで、あえて実際の島の様子とか下調べはせずに道中の電車ではずっと「潮騒」を読んで頭の中で歌島(神島)のイメージを固めることに徹した上で上陸!

 

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フェリーに乗ってた方で同じく聖地巡礼(?)で来たという方がいたので記念に撮ってもらい、しばし三島トークを展開

こういう自分しか興味ないような所にも足を伸ばせるのが一人旅の醍醐味ですよね

 

潮騒」はある意味三島らしくない作品で、爽やかな青春作品となっております。正直最初に読んだときは え?これ三島作品?ってなったぐらいには爽やかで、だからこそそれ故にに大衆ウケして本人の意に反して大ヒットしたという曰く付きの作品

三島に「潮騒」という作品を書かせた神島がどんなものなのかそれを確かめに来ました

とりあえず三島読んでみたーーい!って人には「潮騒」から入ることをオススメしておきます。

 

話を神島に戻すと神島の方も「潮騒」を読んできた って人向けにちゃんと観光案内があるので安心、その気になれば1周2時間かからないような小さな島なので弾丸ツアーにも組み込めるのです

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これに従ってとりあえず八代神社へ⛩

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途中の階段からの景色


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200段あまりを乗り越えてたどり着いた八代神社

登り終えた頃には汗ダクダク

作中の新治くんはこの階段を余裕でスイスイ登るらしい 海の男は強いぜ

そこから更に燈台を目指してまた坂を登る


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途中の綺麗な景色


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燈台 もう使われていないらしい

 

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更に奥にある監的哨を目指してこんな感じの道をひたすら突き進む


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監的哨!ここがあの!!!ってなったけど小説読んでないとただのボロいコンクリート建でしかない


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屋上からの景色は大パノラマ

Tシャツ脱いで少し乾かした(若干の小説再現)


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こういう岩場なんかすごい好き


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神島小中学校 比較的綺麗

生徒は毎日ここまで歩いて通っているんだろうか…


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ニワの浜からの景色

鷹が飛んでいるところを収めたかったけど、スマホカメラでは限界だった 

こういう時良いカメラが本当に欲しくなる

 

ここの場所が今回一番気に入って、展望小屋の中で潮風浴びて涼みながらひたすらボーッとしてた  

この情景を文字でどう切り出したもんかな…と思って色々考えていたんだけれど、「潮騒」で完璧に描かれていたもんだから

自分の拙い文なんか一瞬で吹き飛んでしまった

 

“午後になると燈台のあたりは、没する日が東山に遮られて、翳った。明るい海の空に、鳶が舞っている。鳶は天の高みで、両翼をためすようにかわるがわるしらなせて、さて下降に移るかと思うと移らずに、急に空中であとずさりをして、帆翔に移ったりした。"(p7)

 

流石の一言。いつかこういう文が書けるようになってみたいもんですよ

 

鷹が潮風にのって悠然と飛んでいる姿を見ると、空を飛ぶっていうのは本当に気持ちいいことなんだろうなと素直に思って、色々な思いがこみ上げてきた

 

しばらく経ってまた歩いていくといつのまにか島を一周していて、帰りの船が来るまではまだまだ時間があったので待合室で「潮騒」を読み直していると、この島と人とをを表すこの上ない美文が。

 

"若者は彼をとりまくこの豊饒な自然と、彼自身との無上の調和を感じた。彼の深く吸う息は、自然をつくりなす目に見えぬものの一部が、若者の体の深みにまで滲み入るように思われ、彼の聴く潮騒は、海の巨きな潮の流れが、彼の体内の若々しい血潮の流れと調べを合わせているように思われた。新治は日々の生活に、別に音楽を必要としなかったが、自然がそのまま音楽の必要を充たしていたからに相違ない。"(p46)

 

確かに鷹と波とを眺めている時にそこに「自分」はいなかった

雄大な海を前にして自分の存在なんてちっぽけなものは捨象されて、ただただ自然を眺めているだけだった

これを無上の調和と言うのかもしれない

 

そういえば「潮騒」を久し振りに読み直したら思ってたよりも島の直接的な情景描写は決して多くないんですよ

むしろ島に住む人の生活だったり、性格から島の様子を浮かび上がらせている

で、確かに神島に行って、ここが歌島なんだ

三島はこの神島を歌島として書き上げたんだ という確かな感覚を得られた

どういったところがと言われると、小説全体から得る印象だから何処か一部分だけくり抜いて説明するのは難しいけれど(引用しておきながらなんですが)

 

 

またフェリーで鳥羽マリンターミナルまで戻ってきて、京都まで行こうと思ってたのに一本逃したり遅延したりで着いたのは22.30過ぎ…

出来ることなら早くたどり着いて夕暮れの伏見稲荷観光をしたかったがそんな時間ではなかったので今日のお宿の快活クラブへ直行

 

飯屋もなんかほとんど閉まっていたので、悲しみにくれながらみんな大好き松屋に行きました

 

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明日こそは美味しいご飯が食べられると信じて

いや松屋も美味しかったけど…

 

 

 

1日目のまとめ!!

 

総移動距離

627km!!

(https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1I5ZudmGqasLwiXffJXbagGUS7Rd0XJcY)

 

今日の経費

青春18切符1日分 2370円

フェリー往復 1460円

私鉄交通費 1040円

飲食費 2000円

宿泊費 2063円

総計 8933円

 

うーん 思ってたよりもかかってしまった

青春18切符の分は事前に払ってるからいいとしても、私鉄交通費は本当にもったいなかった

まあとにかく明日も楽しむぞい。

現代貨幣理論(MMT)を学べば分かる「財政健全化」という言葉の不健全さ

日本がやばい なんてったって借金がやばい

財政危機だー なんて騒がれていたギリシャですら国債残高がGDP比で181%なのに日本は236%も借金がある!

日本国民一人当たり700万円も借金があるらしい…

しかも借金は増え続けている!!!

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(出典 :http://ecodb.net/ranking/imf_ggxwdg_ngdp.html)

このままでは財政破綻してしまう!

 

なんて思っている方々多いかもしれません。自分もそうでした。

けど貨幣論を学べばそういう訳ではない って分かります

経済学素人なので細かい点で間違ってるかもしれないけど御容赦を  

何かあったらコメント等で指摘して頂けるとありがたいです

ちなみにMMTはModern Monetary Theoryの略なのですが、日本語に訳す際に現代貨幣理論ではなく現代金融理論と言う場合もあるらしいです。

 

  

 

 

1.貨幣の定義

物事を語る上で定義は大事 

貨幣の定義は三つの機能を有していること

「価値尺度機能」「価値貯蔵機能」「交換機能」

どれも読んで字のごとくですが、一つずつ説明して行くと

 

「価値尺度機能」…財やサービスを貨幣という尺度で測定できるようにすること 

例:りんごは一個100円 メロンは一個300円

のように相対的に価値を表せるようになれる

 

「価値貯蔵機能」…価値を一定の値で保ち貯蔵できるようにすること

例:りんごだといつか腐ってしまい価値はなくなる しかし一万円札はいつまでも一万円という価値を保有し続ける

 

「交換機能」…財やサービスと等価な貨幣さえ支払えばそれを手に入れられるようにすること

例:100円払えばりんごを一個もらえる

価値尺度機能と一見同じだが、手に入れられるという点が重要

 

 

2.貨幣の起源

貨幣の起源を問われればおそらくほとんどの人は以下のようなストーリーを語ると思います。

① Aは米農家であり収穫の時期(秋)になれば大量のコメが手に入るがそれ以外の時期は豚を必要としている

② Bは豚を飼っているが米が食べたいわけではない

③ AはBと物々交換をしたいが米では取引できない

④ AはBに誰もが欲しがるもの(金属など)を渡すことで取引をする

⑤ そのうちに金属が交換手段の主流となり貨幣となる

 

この説は人口に膾炙していて経済学の大家ともいえるアダム・スミスもこの説を支持していました。

しかし最近の貨幣論 だけでなく文化人類学的に見てもこれは間違いという説が強まっています。この説に出てくる物々交換で成り立っているような社会の証拠は一切見つかっていません。では貨幣はどこからうまれたのか?

 

先の物々交換の例に倣って言えば 

 ①' Aは米農家であり収穫の時期(秋)になれば大量のコメが手に入るがそれ以外の時期は豚を必要としている

②' Bは豚を飼っているが米が食べたいわけではない

③' AはBと物々交換をしたいが米では取引できない

④' AはBから「信用」を担保に豚をもらい、代わりにBに「負債」を背負ったことを示す書面などを渡す

この例でいえばAは取引を望んでいる段階では米すら持っていないことになり、物々交換においては時間差が起こることも常です。米が収穫出来たら「負債」を解消する能力が手に入るという「信用」

つまり貨幣の最古の形態は「負債」

一万円は一万円相当の「負債」を背負っていることの証明書に過ぎないのです。

そしてこの「負債」はAとBの間だけでなくCやDとの「負債」と相互に比較して、取引するための共通の表示単位が通貨となる

すなわちは円やドルといった通貨は共通の計算単位で表示された「負債」ということになります。

 

3.貨幣の発展と本質

先ほど述べた貨幣の起源に基づく移り変わってきた2つの貨幣論を説明していきましょう

 

3-1 商品貨幣論(金属主義)

これは一つ目の物々交換(証拠は見つかっていないが正しいと信じられている)を起源とした貨幣観です

 物々交換において金属を貨幣として用いる理由は①持ち運びやすい②腐らない などの理由ですが最も大事な点は、金属が交換を促進させるべく選ばれた一つの商品で、米や豚などの価値を測定されるにすぎないということです。

つまり貨幣の価値はそれと等価の金属を得られるということによって裏付けられていることになります。

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貨幣は金属と交換できるから価値がある

 

金本位制 なんて言葉を聞いたらピンとくる人がいるかもしれないですね

 その昔、1970年代ぐらいまでは1ドルで金なんとかgと交換 のようにドルの価値は金によって裏打ちされていました

しかし経済規模が大きくなるにつれて金の埋蔵量と市場に流通しているドルの量が調整できなくなり金本位制は崩壊します

 つまり金本位制の崩壊とともにこの貨幣観は崩壊して次の貨幣観に移り変わるはず…なのですが根強く生き残っている貨幣観です

 

3-2 信用貨幣論

これは二つ目の(本当は正しい方)物々交換の話の立場であり、金本位制度崩壊以降の経済を説明できる貨幣観です。はっきりと言ってしまえば貨幣自体には価値がない というものです。「負債」と「信用」の対概念の取引証書こそが貨幣であり、人々が貨幣を貨幣として信じるから成り立つという立場をとります。

 

貨幣の起源に引き続き、この考えを説明するのに便利なよくある誤解の1つとして銀行の働きに関するものがあります。

例えばある会社が物体Xを作って儲けたいから5000万円貸してくれ と言ったときに銀行はどこから金を出しているのか。

よくある誤解は我々が預金しているお金の中からというものです。

要するに銀行は我々のお金を預かる代わりに融資などで運用して利子を得て稼いでいるという誤解ですね。

 

本当はどこからも金を出していません。

頭を混乱させたら申し訳ないですが、こうとしか言いようがないのです。銀行マンが小切手に5000万 と書いたらそれが5000万となるのです。

 

信用貨幣論に基づいて丁寧に説明していくと「負債」は「信用」と対概念であり、人々が「貨幣」として信じるからこそ「貨幣」として機能する

 銀行マンは金を貸す際に相手が金を返してくれるという「信用」に基づいてそれ相応の「負債」を渡しているだけなんですよ

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無 から5000万が生まれるわけではなくて

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5000万返せるという「信用」(見かけ上は無)からその「信用」に応じて5000万円という「信用」と「負債」の取引証書を貸す

おそらく今の話で頭が混乱した人は商品貨幣論に従っていて、貨幣自体に価値がある と思い込んでしまっているからでしょう。

この話で大事な点は資金の貸し出しは貸し手の資金量によってではなく、借り手の返済能力によって制限される ということです。

実際イングランド銀行はいち早くこの考えに立ち、資金量に制限されることなく企業に大規模かつ長期の資金を提供できたことが、産業革命を起こせた一因となっています。

 

信用貨幣論において一枚の金貨とは一枚の金貨と等価値な何かを支払うという約束に過ぎず、それ自体には価値がないということです。

即ち貨幣の価値とは、ある対象物の価値の尺度ではなく、人が別の人のよせる信頼の尺度 ということになります。

いわば貨幣は価値の媒介者であり、価値の媒介者として市場に流通することのただ一点において意義があるということです。

即ち貨幣が貨幣足りえる所以は人々がそれを貨幣だと信じているから とさえ言えてしまいます。

そして面白い点はもし貨幣の持つ支払うという約束を履行して、「負債」と「信用」の関係を全て打ち消しあえば我々の経済活動はすべてなくなります。

世界に流通している「負債」と「信用」の取引証明書は永遠に履行されることはないでしょう。

 

 話を戻すと、じゃあどうして人々は貨幣を貨幣として信頼しているんだ??という疑問が起こると思います。

その結論は徴税権を有する国家権力

貨幣が自分に課せられた納税義務を解消してくれる。そして納税義務を解消してくれるという価値があるものなので、日常的に用いるようになる。つまり国家が貨幣を租税の対象として徴税することによって現代貨幣は間接的に国家によって価値を裏付けられていると言えるでしょう。国家が貨幣を発行すること によってではなく 国家が貨幣を受領すること によって裏付けられているのが肝です。

これを国定信用貨幣論といい、現代の貨幣論のなかでは主流派と言える理論です。

 

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貨幣そのものには価値がないけれど人々は貨幣に価値があるように思い込んでいる

その理由は頭にのしかかる税を解消できる機能があるから

 

過去日本において米が租税の対象とされていた頃にはこんな風刺絵が描かれていたように、米と政府紙幣のどちらが貨幣の役割を果たすかが分からなくなっていたようです。

(下図は米と紙幣のどちらが人々に用いられているかを競い合っている風刺絵)

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(https://www.imes.boj.or.jp/cm/exhibition/2017/tokusetsu_frbnishikie_mod/zuroku/KIKAKU-zuroku-Part1.pdf)

 

そしてこれに従うと驚くべき帰結が得られます。

徴税権を有する国家は自身が発行する貨幣を流通させなければならない。

国家が貨幣を流通させる量=財政支出

貨幣の価値を裏付けるために市場から徴税する量=財政収入

が市場の貨幣を流通させ続けるためには財政支出が財政収入を上回っていなければならない

すなわち 現代貨幣論に基づけば直観とは真逆の結論が得られます

財政赤字は異常どころか正常な事態であり、税によって徴収する以上の貨幣を流通させる必要がある

では増税はなんのために行うのか?

それは財源を確保するためではなくて、貨幣流通量が多すぎるときに適度に市場から貨幣を取り上げるために他なりません。

無理な財政健全化は貨幣を市場から過剰に取り上げる行為とすら言えるでしょう。

 

4.日本の現状

あれ?これまでの話に従えば財政赤字は問題じゃないはず?

でもギリシャは財政危機に陥ったじゃないか!と思っている方もいる事でしょう

原因は国民性や過剰な公務員優遇など様々なものがありますが、貨幣論に絡めて言うなら

ギリシャ国債が自国通貨建国債ではなかったから と言うことになります。

知っての通りギリシャEUに加盟しており、使われている通貨はユーロ

そしてギリシャはユーロを使っているにも関わらず、ユーロを発行する権限を持てていないのです

日本の国債が莫大なものになろうとも、いざとなれば日銀が国債を大量に買い取れば国債問題は解消されます(それはそれで別の問題が生じるけど後述)

しかしギリシャはユーロの発行権を持てていないので、国債を発行して財源を確保しようとすると他国に必ず返す必要が出てきてしまい返せなくなったら財政破綻を選ぶしかなくなる

詳しくは以下のサイトを参考に

ギリシア問題は通貨統合のワナ - ネコでもわかる経済問題・総合

 

そして先ほど銀行での融資の例で述べたようにお金の貸し出しは「貸し出す側の資金量」ではなく「借り手の返済能力」によって制限されることになります。

ではこれを国に当てはめたらどうなるのか

国債発行の限界は「日本の資金量」ではなく「日本政府の返済能力」によって制限される。

…でも日本政府は日本円の発行権を持っているので極端な話返済能力は無限大ですね。

そんなん無敵やん。ラスボスが自分に回復魔法かけ放題みたいなもんやん。

 

つまり国債が自国通貨建である限り理論上財政破綻というのは有り得ない ということです。

そして日本の国債保有者内訳を見ていただければギリシャと日本の状況は似て非なるものという事が明らかだとわかります。

 f:id:cobaltic:20180615205623p:plain(出典:https://www.mof.go.jp/jgbs/reference/appendix/breakdown.pdf

 

そして日銀が国債を買いまくるという解決法に話を戻すと

結論から言えば確かにそれは可能と言えます。しかしその場合は一番恐れるべきハイパーインフレに突入してしまいます。ハイパーインフレとはインフレの超極端やつ そのままですね。

インフレとは簡単に言えば物価が上がり続け、その逆に物価が下がり続けることをデフレ という 

この裏を返せばインフレにおいては貨幣価値が下落し、デフレにおいては貨幣価値が上昇するということになります。

 

経済成長は緩やかなインフレ状態と言えて、適度に市場の貨幣の量を増やすことが大事です。

ハイパーインフレの分かりやすい例で言えばジンバブエドルは2009年に年間インフレ率2億3000万%を達成し紙幣は文字通り紙屑となってしまいました。

(100円だったリンゴが翌年には230億円になった と言えばその異常さが伝わるだろうか) 

この状態になると誰も貨幣を信用しなくなり、市場は崩壊することになります。

さっきの回復魔法使い放題のラスボスで言えば、回復魔法使い過ぎると肉体が暴走して自壊するみたいな そんな感じ。

 

ではその逆のデフレはどうなるか

①景気が悪い

②景気が悪いから物が買えない

③物が売れないから給料が下がる

④消費をしないので現代の世代が貧困化する

⑤投資できない(余裕がない)ので未来の世代も貧困化する

これがループしてデフレスパイラル という言葉が示しているように手を打たない限り、より酷いものとなりつつ続きます。

そして日本は現在「失われた20年」と言われるほどに経済状況は停滞、衰退しています。

手を打つ というのは具体的に言えば国債を発行して公共事業によって貨幣流通量を増やすことや、税率を下げ市場を活発化させるとか になりますが実情は

国債の増大を理由に財政健全化を目標に据えて、財源確保のために税率を上げようとしています。 

曲がりなりにも貨幣論をかじった身から言わせてもらえば、というかこの記事を辛抱強く読んでくれた方々なら異常性が分かるはずです。

(デフレに陥ると貨幣価値が相対的に上昇するからもはやすでに金をしこたま貯めこんだお偉い方々がわざとデフレに陥らせてるんじゃないか?って勘繰りたくなるぐらい異常)

 

 そんな状況に陥っている今だからこそ、そもそも貨幣とはなんなのか?というあまりにも根本的で気が付かない、しかし経済を考える上では大事な問いについて長々と語らせていただきました。お粗末様でした。

 

5.まとめ

・貨幣は価値の媒介者であり、価値の媒介者として市場に流通することのただ一点において意義がある

・現代貨幣は「信用」によって成り立っており、本質は「負債」との取引証書

・現代貨幣の「信用」は徴税権を有する国家によって裏付けられている

・現代貨幣論に従えば財政赤字が正常な状態

・貸し手の資金源ではなく借り手返済能力によって借りられるお金は決まる

・貨幣発行権をもつ国家は理論上いくらでもお金を借りられる(国債に発行上限はない)

・デフレは現代と未来を衰退させる恐ろしいもので脱却する必要がある

・日本の経済政策は貨幣論を無視しているものと言わざるを得ない

 

 


代貨幣理論が流行ってるらしいので書いた追記記事です。

6.参考文献

 

負債論 貨幣と暴力の5000年

負債論 貨幣と暴力の5000年

 

 

 

 

富国と強兵

富国と強兵

 

 

 

ゆるゆる東京ソロ観光

本日はバイトのため日本橋

せっかく都心に行くからには観光してうまい飯でも食わなきゃ損!ってことでお昼には友達からオススメしてもらってためちゃくちゃ美味い天丼と噂の

kaneko-hannosuke.com

に行こうと思っていたが、店に着いた頃には既に30人ぐらい並んでいたのであっさり断念

11時開店で11時15分ぐらいにいったのに…恐るべし

 

~貨幣博物館~

事前に日本橋になんかないか調べてたら貨幣博物館があるとのこと

経済の中では貨幣論が1番好きだから、これはいくしかない

 

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館内展示ブースは撮影禁止なのでお見せできないのが残念だけど、日本の貨幣の変遷や各国の貨幣が展示されている感じ

子供連れもたくさんいたのでとにかく分かりやすいものを

といったところで期待していたものとは少し違っていたけど、まあ楽しめた

 

 

~皇居~

皇居前につくとロードバイクが堂々と車線を走っている!

調べたところ

パレスサイクリング - 自転車産業振興協会

ってので毎週日曜は皇居前の道路は一部規制されてサイクリングコースになっているらしい 

右手には高層ビル、左手には皇居の濠 の対比の中で車道を堂々と走っているロード乗りの方々が本当に楽しそうで…ロードで来なかったことを後悔 

 

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ビル群のなかで広大な土地を持つ皇居

芝生の上では子連れが遊んでたり、寝っ転がったりしていたり

芝生が封鎖されている某場所を想いだす…

芝生は開放すべき 天皇のお膝元の度量の広さを見習って欲しいですね
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濠もきれい
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東京国立近代美術館

皇居を抜けて歩いてると美術館が

横山大観展 とかいうのをやっているらしく大盛況

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どうにも自分は絵画の「芸術」というものが分からない

「美」は万物に宿っていて、それを人間が見出す

「芸術」は「美」を意図的に発露させる営みなんかなぁ なんて勝手に思っていて

絵画に関しては、真に「美」を理解している人間が良い絵画 ってのを決めて、その他大勢の人はそれに追従して うん これはいいね〜 とか言ってるようなイメージを失礼ながら抱いていて

でも実際に見たこともないくせにそれも変な話だなって事でちょうどいいし入場料1100円を支払って横山大観展

 

入るや否や 人の多いこと多いこと

沢山のおじさまおばさま方が解説のイヤホンを耳につけて、うんうん なんて頷きながら絵を見てる姿を見て

この中の何人が本当に良いと思って見てるんだ?「良い物」って言われてるからそう思えるだけじゃない? なんて穿った見方をしてしまって

この技法がァ!とか言われても、いや分からない〜

 

 どちらかといえば横山大観がどういう技法を用いたか、よりもどうしてこの絵を描いたのか という方が知りたくて

絵そのものじゃ意味なくて横山大観という人間の思想的背景を理解してこそじゃないの?って思ったり 

そんな自分でも作品を沢山見ていくうちにいくつかは心が吸い取られるような作品があった訳で

共通項として海や山、桜といった自然を描いた作品たちだったから、自然に関しては横山大観と波長が合えたんだなって少し安心感のような気持ちを抱いて

漠然とだけど自分には他人の描き出した「美」を通じて自分の深みを探る みたいな楽しみ方があっているのかなぁって

そうするとあんな混んでる中、ゆっくり内省する間もないまま絵画をみている方々がわからないわけだけど…

 

何はともあれ横山大観展で、「よし 自分の絵画の芸術を解する人間になれたぞ」なんて思って併設された別の展示会場に行ったら

真っ白なキャンバスに黒点がポツンと打たれた作品とか、ひたすら段ボールを運ぶ動画作品が「芸術」として展示されていて

やっぱり全然わからんわ ってなってしまいましたね

 

 また行くとしたら人がいなくて、じっくり筆致を眺めていられるようなところにいきたいです

 

これを書く上で心が吸い取られたような作品たち(夜桜、南溟の夜、秋色隠棲、迷子)

の仔細を思い出そうとしてネットで検索したら全く心に響かない

美術館で見た時には何か訴えかけるものがあったのに

その差は美術館の空気とかもあるけれど、一番大きいのはやはり芸術家の「魂」がただの画像データには宿ってないからなのだろうか

 

靖国神社

またしばらく歩いて靖国神社

 

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参拝を済ませて、近くにあった

yusyukan.yasukuni.jp

の入り口だけ入ってみたらゼロ戦が!


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 他にも面白そうな展示が沢山あったけど有料なうえに閉館間際だったので諦めて帰宅ルートへ

 

 

そんなこんなで結構歩いていたようで

 

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やっぱり自由にふらふらと旅するスタイルが好きだなぁと感じて、またやりたいって思ったり 

そんな一日でした