徒然日記

徒然なるままに書いていきます 固めのものからゆるい日常まで書きたいものを

北海道雪中行軍Day3

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温泉サイコー♨️

 

というわけで今日は定山渓へ

友人は所用のためにいなかったので単独行動
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バス乗り放題+入浴券で2000円

 

1時間程で到着
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こういう温泉街たまらん。


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本当は着いてからすぐに温泉入ろうと思っていたけど、街並みを見たくなったのでお散歩タイム。


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超好き まだまだ開発が進んでいるようで至る所で工事してた。

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凍りついた白糸の滝。


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川ですら表皮が凍りついている。

 

本日お世話になるのは定山渓ビューホテル。

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道民内では有名らしい。


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立地が良い。

 

16階と地下(といっても上記写真の一番下の階)に露天風呂がある。けど残念ながら屋上の方は女湯の時間だったので入れなかった。

冬の露天風呂の身体のうちはポカポカだけど表面は冷えてパリッとする感覚が大好きです。

 

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日帰り温泉は入浴時間が指定されていたり、するので注意!

でも日帰り入浴の時間は全然人がいないのでリラックスし放題。 その気になればバタフライも出来ちゃう。

 

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最後にバス停近くの足湯に入って札幌へ。

 

友人と合流して回転寿司屋トリトン

(http://toriton-kita1.jp)

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ネタがデカくて新鮮…近くにあったら通う

北海道はやっぱり海鮮ネタが最高!

 

そして本日のアクティビティ

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温泉で疲れを癒すはずがお散歩で結局雪中行軍してしまった。

 

 

本日の予算

バス+日帰り入浴券 2000円

お寿司 2000円

その他飲食 970円

 

早いものでこの旅ももう折り返し。

北海道雪中行軍Day2

ペンギンかわいい!!!!!!

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というわけで今日は旭山動物園に行ってきました。

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往復バスセットがお得!

 

札幌から旭川駅までバスで2時間30分、旭川駅から旭山動物園までバスで40分ほどで到着到着。

入園したらちょうどペンギン大行進の時間だった。

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あぁ〜ペンギンかわええ〜〜〜

ヨチヨチとした歩き方がかわええ〜

 

見終えたあとは普通に見て回ることに

最初は子供動物園なる所へ 豚、羊、鶏とかがいるらしい


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豚だね 思ったよりデカイ。

 

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ん??


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モフモフ羊ー これもデカイ。

 

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え???

展示方法がサイコパスかと突っ込みたくなるけど、命を頂くことの大事さを実感する。

他の動物に関してもこんな感じだった。


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カピバラみて癒されて

「LION」って書いてある建物見えたから行ったらレストラン兼出入り口でした。
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今日は暖かいらしい。


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景色が良いので「LION 」オススメ

 

そのあとは猿系の展示へ

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行動展示の名に恥じぬ猿が元気に飛び回ってる姿が見れた。


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お狐 可愛すぎる。

蔵王キツネ村にもう一度行きたくなった。(http://zao-fox-village.com)

あとTwitterで狐写真館をフォローしようね。(@fox_info_net)

お狐の布教終わり!


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ゴロゴロスヤスヤ狼かわええ


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レッサーパンダもかわええ


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これはカッコいい 王者の風格を感じる。


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アザラシの展示


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スイーと泳ぐ緩さがたまらん


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ホッキョクグマ


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この写真のホッキョクグマの右側にある半透明のところからも見れる 混んでるけど。


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こんな感じで! たまたま近くに二頭きてくれてかなり運が良かった。

 

最後はペンギンちゃんの展示。
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こんな感じのチューブから見れる。

 

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かなり滑らかに泳ぐ姿を見れて感動。


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もちろん普通に野外でも見れる。

 

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途中で思い出したのだけれど、AmazonPrimeVideoでこれを事前に見ておくべきだった…

 

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自分へのお土産 ご当地ガチャガチャ大好き。

 

旭山動物園を満喫したので再びバスを乗り継いで札幌へ

 

夜ご飯は味の羊ヶ丘というお店でジンギスカン!!(http://www.ajino-hitsujigaoka.com)

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旭山動物園で見た羊を思い出しつつ舌鼓を打つ。あまり焼き過ぎないぐらいが美味!

本当はダルマという店に行こうとしていたけれど、18時なのに30〜40分待ちと言われ早く食べたかったので友人オススメのこのお店へ。

 

たらふく食べた後はシメのパフェへ(道民はシメにパフェかラーメンらしい)

 

夜パフェ専門店 Parfaiteria PaLへ

(http://risotteria-gaku.net/parfait)
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羊蹄山パフェとカルアミルクのセットでシメ!!

めちゃめちゃお洒落だったのでカップルで来たりすると良いと思う、私は野郎二人で行ってしまって浮いていたけど。

 

今日のアクティビティ

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本日の予算

往復バス+入園券セット 4700円

ジンギスカン 3000円

パフェセット 1800円

旭山動物園グッズ 800円

その他飲食 1248円

 

総計11548円

北海道雪中行軍Day1

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世界の車窓から 今日は北海道の快速エアポートよりお届けします。

という訳で現在試される大地こと北海道に来ております。東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州・沖縄は全部どこかしら行ったことがあるのに北海道は来たことが無かったのでいつか行きたいと思ってました。雪好きだし、ご飯も美味しいらしいし。

 

と思っていたらは友人が「今北海道やすく行けるよ」

と教えてくれました。

 

調べた

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安い!予約!!

 

何も考えずに7時成田空港発の飛行機を予約してしまった。

始発で行っても間に合わないのである!!

しかも前日にバイトを23時まで入れてしまっていた!

我ながらこのスケジューリングは酷いと思った。

という25:30に東京駅八重洲口発の高速バスで成田に早朝入り。900円で行けちゃう。

 

成田の待合室は既に満員で間を乗って仮眠をとる

何はともあれ今回お世話になる春秋航空の飛行機

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もちろん翼根部指定

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雲海を抜けるとそこは雪国であった。

遥か上空から望むと人間の活動に犯された跡とか見えなくて、ただ白く染まった大地がそこにあり、まさしく地球への雪化粧という感じで美しい。

 

所用時間は1.30程で到着。

快速エアポートで札幌へ!

幸い北海道に高校の頃の友人がいるので今回は彼にお世話になります。

 

札幌で外に出ると

さっっっっっむい

でもギリ耐えられるぐらいの寒さ

 

とりあえず友人と合流 今日は暖かいとのこと 嘘やろ。

友人宅に行くが何も決まってない。美味しいもの食べたいぐらいで何も予定が決まってない。

 

話し合って今日は小樽方面に行くことに

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途中にあったやつ


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憧れのセコマデビュー


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ガラナ買った 最初は???って感じだったけど飲めば飲むほど美味く感じてくる。

 

小樽から更にバスで30分 祝津へ


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友人オススメの青塚食堂で

(http://www2.odn.ne.jp/aotuka/index.html)


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海鮮丼!!!!!

このために北海道に来た


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ついでにニシンも


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外でこんな感じで焼かれているのをそのまま食べられる

海鮮丼は約3000円 ニシンは約1000円

友人が常連だったので1割引きにしてもらえるという 地元民強すぎ。

宿代も兼ねてここは奢らせて頂いた。


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食後の運動がてら近くの展望台へ(雪中行軍)
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途中から吹雪いてきたので撤退

 

小樽に戻って小樽観光。

でも寒かったので特に写真はない。

大通り沿いに歩いて、オルゴール館見たりガラス細工見たり美味しいお菓子をたべたり。

いかにも観光地ということで活気が非常にある


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小樽運河…まあ運河だねって感じで終わってしまった

一通り見たので帰宅


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帰宅後はカツゲンを頂く

 

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夜ご飯は心という店のスープカレー

(http://cocoro-soupcurry.com/ja/)

 

そしてまた散歩がてら北大散策(雪中行軍雪中行軍2)


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北大内では春を待つ自転車達が自生しています。友人曰く雪が溶けてフレームがベキベキになったチャリが発掘されるそう。


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とにかく広すぎる。 大学内で消失点出来ちゃってるもん。

でっかいどうの名は伊達じゃない。

 

大学構内にもセコマがあって24時間営業で、普通に酒が売っている。

ひたすら歩いて帰宅。


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今日のアクティビティはこんな感じ ハーフマラソンやんけ。

 

本日の予算

青塚食堂で海鮮丼×2+ニシン 6288円

心でスープカレー1170円

交通費チャージ 2000円

食べ歩きやら1037円

 

総計 10837円 

 

飯には金を惜しまないように行きたいです。

明日も楽しみ!

『FACTFULNESS』ブックレビュー

今話題の本である『FACTFULNESS』を読んだのでそのレビューをしたいと思います。

 

FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

 

 

感想として一言で言うなら評判どおりでしたね。良くも悪くも。

ここではあえてまず批判的に書きたいと思います。

本書の要旨としては、データに基づいてみれば世界はどんどん良くなっているんだよ!正しいデータの見方を手に入れよう!

みたいな感じなんだろうけどその前提からして自分の肌には合わなかった。

 

全体を通してハラリが『ホモ・デウス』で語っていた「データ至上主義」という言葉が想起された。

ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来

ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来

 

 

 

一番明確に違和感を覚えた部分を紹介します。

本書の中で紹介された「世界で減り続けている16の悪いこと」の項目の1つに死刑制度を採用している国の数というものがあった。

それを見て正直に思ったことを言うと「死刑制度は悪いことなの?」だった。

犯罪抑止効果とか遺族の気持ちとか考えたら一概に死刑制度が悪いとは言い切れないじゃあないか。

こう思うのは未だに「悪い」死刑制度が採用されている日本に住んでいるせいかもしれない。

 

他にも本書は世界を1日当たりの所得に応じて4つのグループに分けていた。

レベル1の人は2ドル以下

レベル2の人は2~8ドル

レベル3の人は8~32ドル

レベル4の人は32ドル以上

といった具合に(多分これを読む人はレベル4でしょう)

 

でもそもそもこういう風に分類するのってどうなんだろうか?

思想家の内田樹格差社会は拝金主義であるみたいなことを言っている。 

格差社会って何だろう - 内田樹の研究室

お金があれば幸福なのか。レベル4の人はレベル1の人と何が違うのか。

確かにレベル4の人とレベル1の人は生活様式が大きく違う。

捻れば出る水をわざわざ遠くまで汲みに行かないといけないし、十分な医療が受けられず平均寿命も短い。

でもそれで僕らが「お金がないばかりに可哀そう…」なんて思うのは少し傲慢じゃないかと。お金を全能化し過ぎているんじゃないかと。

  

 まあ我ながら少し穿った見方過ぎだし、もちろん自分も普段はお金が欲しい人間ですよ。お金があれば大体の楽しいことはできるし、嫌なことも回避できるようになることがほとんどだ。

それでも人類を総体として捉えて「世界が良くなっている」というなら本当に所得という観点から見るのが相応しいのか、というかどう「データ」を集めるべきなのかみたいな話が聞きたかった。

 

際本書ではあくまでも「データ」と「データの見方」しか紹介していない。

「レベル4の人は平均寿命が長くて、レベル1の平均寿命が短い」

こういう感じのを淡々と述べているだけだ。

ただ自分としては結局のところ「データ」は「データ」に過ぎなくて、それを解釈するのは恣意的な部分になってしまうんじゃないか。

本書の副題として「10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」とあるけれど、世界を「正しく」見ようとする態度こそが「歪んだ」態度なんじゃないかとすら思ってしまう。

要するに「データ」は分かった。でもそれで本当に世界が良くなっていると言えるかはまた別問題でありちゃんと検討すべきではないか?ということ

自分の意見は無理やり噛みついているに過ぎないというのは分かっているけれど。

多分根底にある思想が合わなかったのだろう。

 

とはいえ☆5のところが☆4ぐらいのところ。

普通に良書だと思ったけれど、どうしても突っかかる場所があったからそこを抽出しただけです。 

紹介されている10の本能は自身の心を制御するうえで有用だと感じたし、純粋に知らなかった世界を知れた。

内容も平易で具体例が豊富なので分厚いけれどサクッと読み切れる程度の内容です。

世界はどうなってしまうんだぁー!とか不安に駆られている方、世界の今をサクッと知りたい方にお勧めです。

はてなブログ初投稿から1年の所感

 

タイトルの通り以下の初投稿から一年経ちました
cobaltic.hatenablog.com

 

自分で言うのもなんだけど割と飽きやすい性質なので一年経ってもちゃんと続いてるとは思わなかった…

今後の参考のためにも9割ぐらい自分向けにまとめておく

 

概要はこんな感じ!

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思ったよりも投稿していてびっくり

当たり前だけど最初は読者もスターも0だったのでこうして改めてみると中々感慨深い

初月なんか一月で30アクセスなかった気がするし、更新しなくても10は越えるようになったのは大分成長だと思う

投稿を重ねるごとにアクセス数もじわじわと伸びていって

継続は力なり

ってやつですね

 

にしても39記事も投稿したっけ?と思ったけどほとんどは旅行記事でした…

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旅行の時は毎日更新だったし、まとめとかも含めたら25記事もあるようで

 

直近のアクセス解析はこんな感じ!(これ記事ごとのアクセス数とか見れないのかな?)

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現代貨幣理論の記事が圧倒的

 

cobaltic.hatenablog.com

 

Twitterで分かりやすい記事と紹介されてプチバスりして本当に嬉しかった

この記事を書いた当初は大分気合入れて書いたのに周囲の友人から全く反響がなく、旅行記事ばっかり言及されるので「やっぱ大衆は分かりやすい娯楽記事を求めていて、こんな学問記事は理解されないんじゃあ~」なんて不貞腐れていたので報われた気持ちになりました

紹介してくれた方ありがとう

全体で見れば伸びるべき記事がちゃんと伸びているようでうれしいです

 

所感のまとめ

・書く意義について 

やはりブログを書くとなると自分の中であやふやだった知識(あやふやということにすら気づいていなかった)を整理して体系的に再構築する必要が出るので、独学で深く理解をする上ではかなり大事なプロセスだったと言えるでしょう

貨幣論の記事がバズって思ったのは「本読めば書いてある簡単な基礎知識をまとめただけでも需要は意外とあるんだな」ということ

今後は自分が面白いと思ったものは短くてもいいから紹介していきたいっすね

旅行記事とかも見直すと色々思い出せて楽しいので旅行の合間にせっせと書いただけの価値はあった

 

・ 記法について

文体は未だに迷うしブレる

ですます調だと平易になりすぎる感があるし、砕けた口調にするにしてもどの程度がいいのか…

句読点もつけるのかどうかが、ビミョーな所

これに関しては勢いで書き上げた方が迷う暇も無くて良い気がする

 

・今後の展望

去年の記事は旅行記事とか本で得た知識紹介にとどまって、当初の目標である今の気持ちを記録するというのはイマイチだったので今年はそれも重点的にやっていきたい

モラトリアムの記事を書いていて思ったのだけれど、書くという行為を通して自分の一部を切り離して再構築してまた取り込めるような気がする それも自分が思うような方向性で

更新ペースも少し上げ気味でいけたらいいなぁ

また一年後にはどうなっていることやら 

 

藝大の卒展に行ってきた

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タイトルの通り藝大の卒展行ってきました!

都美術館と藝大美術館と藝大構内で色々展示されていて、写真撮影・SNS投稿OKなのでワラワラと見てこれるような展示で良かったので、とりあえず気に入ったやつを紹介していこうと思います。

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モフみを感じる 作品の横にある自画像も最早作品だ


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ペンギン可愛い 未来の水族館とかそんな感じのテーマだった気がする


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今日一番お気に入りの作品群


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特にこれ 


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説明文から殺意が尋常じゃない

他の作品も絵は綺麗なのに説明文がエグミが溢れてた

大富豪だったら一枚買ってた


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日常の無理矢理飲み込んでいるものをあえて未消化で みたいな感じだった

これは就活のやつ


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めっちゃでかい見開き絵本 どうやって作って運んだんだろう


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暗号を趣味で作ってる人

 

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鶯谷のラブホ街をリゾート街化しよう計画

 


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バイクの持つ格好良さを最大限に高めたっていってた

かっけぇ


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ミイラ 下にある証明書が凄いそれっぽくて本物かと一瞬思ってしまった


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ガリバートンネル的な畳の部屋

マジで感覚がバグる


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ショップで販売してたやつ 安かったら買ってた


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尻文字を100人に書いてもらって研究したらしい


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フォントまで作っちゃって 配布して欲しい


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純粋に凄い彫刻


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これは生ゴミを上手いこと製紙化して作ったやつ 実用段階になれば究極のエコでは?

 

おまけ
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大学内に貼られていたポスター

やっぱ本職のコラ職人はクオリティが違うねぇ

 

行く前は藝大の卒展って絵心皆無の自分がいっても理解できるんじゃろうか…って感じだったけれどいざ行ったらアイデアがどれも感心するようなものばかりで純粋に面白かった(芸術的過ぎて全く理解出来ないのも多少はあったけど)

 

行こうと思ったきっかけとしては多種多様な芸術作品を見た時の心の反応の差異から芸術への構造を見出そうと思った訳だけれど、あまりの作品数の多さに内省しないで純粋に楽しんで終わってしまった 楽しかったから良いけれど

 

大体の作品で近くに製作者が居たりするので詳しく話を聞こうと思えば聞けるし、こういう距離の近さは卒展ならではの良さ

 

多分誰が行っても必ず楽しめるし、これ面白いなぁって思える作品があるはず

ここで紹介しているのは本当に自分的に面白かったやつだし極々一部なので、実際に行くべき

   

明日もやってるらしいので暇な方は是非!!

モラトリアムから救ってくれたのは哲学だった

モラトリアムという言葉に初めて出会ったのはBLEACHの第2巻15話を読んでいるときだった。

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©️久保帯人

 

初めて読んだときは小学生とかだったのでこの高度なボケを理解できていなかったわけですけども

 

ちなみにモラトリアムとは - コトバンクより

モラトリアム
moratorium
E.H.エリクソンの提案した精神分析学の用語。本来は「支払い猶予期間」の意であったのを転じて,社会的責任を一時的に免除あるいは猶予されている青年期をさす。生きがいや働きがいを求め,発見するための準備を整える一方,自分の正体,アイデンティティを確定できず,無気力,無責任,無関心など消極的な生活に傾きながら,自我の同一性を確立してゆく。小此木啓吾によれば,現代人には,この猶予期間を引延ばし,大人になろうとしない「モラトリアム人間」 moratorium personalityの傾向が強い。その背景には,社会の変化が加速度的であり,アイデンティティを見つけきれないという現実があるといわれる。

 

 

そんなモラトリアムという概念との邂逅から数年経って大学受験失敗に伴う自信と目標の喪失とか、変容していく自分が理解できなくてモラトリアムの状態に陥りました。

分かりやすい典型的なモラトリアム。自分がどういう人間なのか分からなかったし、どうしてこんな状態に陥っているのかも、どうやったら脱却できるかも分からなくて悶々とした日々を送っていた。

 

そもそも高校生の頃までの自分は典型的な理系人間で、小説よりも理学書のほうを好んで読んでいたし、哲学なんて小難しい言葉をこねくり回しているだけにしか思えなかった。それが大学に入ってから気が付いたら友人から「文学少年」なんて揶揄される程度に小説にのめり込み、哲学の類も意外とちゃんとやってみたら面白くて他の文系学問にも手を出していって興味だけがドンドン広がっていって自己が発散していくような感じだった。

 

昔の自分からどんどん変わっていくのがただ怖くて、どこへ向かえばいいのかも分からなくて、自分を自分たらしめる「何か」を求めて日々足掻いているような感じ。

プラネテスを読んでてユーリのこの言葉にすごい共感を覚えた。

 

ですからただ僕は

…道標が欲しいんです 北極星のような明確で疑いようのない…

自分の位置を知りまっすぐ進んでいることを確認できるようなものを求めているだけなんです

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プラネテス第1巻4話より ©️幸村誠

 

結局のところ

自分は何者なのか?

自分を自分として規定している本質はなんなのか?

に対する答えを探していたわけで色々もがいた結果、一応今はその状態を脱却できたと言える状態に持っていけました。

 

まあというわけで自分がモラトリアムを脱却するきっかけとなった哲学思想を紹介していこうと思います

近代哲学思想の簡単なまとめにもなってるらしいよ 素晴らしいね!

と言ってもあくまで自分がモラトリアムを脱却する上で役立った部分だけを自己解釈に基づいて紹介しているだけなのでご容赦を

 

 

 

実存主義

第二次世界大戦終了後から出てきた思想

戦争で建物と既存の意味がメタメタに破壊されて人々が新しい意味を求めたという背景がある

 

一言でいえば

実存は本質に先立つ

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実存主義の代表的な人物 サルトル

 

人間は生きる意味という本質が与えられるのではなくて、まず生きているという実存がある

生きる意味は自分で獲得しなければならない

 

サルトルのパートナーのボーボワールの言葉も合わせると分かりやすいかも

人は女に生まれるのではない、女になるのだ

 

人間の本質というものが先にあるのではなく、自分のあり方(実存)の方が問われる以上、人間は主体的に行動する事でありたいようにあれる

というのが多分大事なところ

その一方で人は自分のあり方を自分で決めなければならないという事

これを表現したサルトルの言葉を借りると(個人的にサルトルの言葉では一番好き)

人間は自由の刑に処されている

 

 

 

構造主義

1960年代、冷戦とかからまた戦争が起こったらという恐怖、結局「主体」ってなんなんだよみたいな背景があって出てきた思想

 

これもざっくり言うと

物事を関係性によって整理して、関係性の集まりによって構造というものが構築されているという考え方

 

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構造主義の代表的人物 レヴィストロース

 

自分という人間は何か一個の本質があるんじゃなくて、色々な人との関わり合いとかそういう関係性の中に宿っているんだ って事じゃないですかね

 

 

 

 ポスト構造主義

構造を固定したものとして考えるんじゃなくて、もっと流動的なものだと考えようという流れから出てきた思想

 

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ポスト構造主義の代表的な人物 デリダ

 

構造主義という考え方は良いけど、構造を固定化したものと考えちゃいけない

構造というものは絶えずズレる

究極的に言えば実存も構造も存在せず、差異が存在するとして脱構築を唱えた

 

 

 

本当にすごいさっくりとしか紹介できてないけど、どれも面白いので興味でた方はちゃんと学んでみて下さい

特に構造主義は哲学に留まらず他の分野を研究する手法として出てきたりするので興味ある分野+構造主義で検索すると面白いかも

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wikiにもこんな感じで項目がある

 

 

 

 

というわけで学んでいる過程ではこんな整理されていた訳ではないけど、ポスト構造主義という思考法を手に入れて

 

・自分という人間は本質がある訳じゃなくて色んな人間との関係性によって成り立っている構造に過ぎない

・自分という構造はズレていくこともあるけど、色々な体験を通して感じ方の差異から自分を知り続けよう

 

みたいな感じで、自分の本質を探したモラトリアムに対する解決を示してくれたのが哲学思想ということ

要するに自分が分からない自分を受容できるようになったということ

明確にモラトリアムを脱却できた要因は自分が諦めた夢に向かって頑張ってみようって思えたこととだったたけれど、そう考えられる下地を作ってくれたのは間違いなく哲学を通して得られた思考法だった

 

モラトリアムを脱却したとはいえ今後も自分を探り続ける旅というものは終わらないし、哲学と関わり合っていきたい

 

 

とりあえず全人類プラネテスを読んでくれ

 

プラネテス(1) (モーニングコミックス)

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